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イルベ会員「朴正煕血書ねつ造説」流布を謝罪

登録:2015-01-13 20:47 修正:2015-01-14 13:22
虚偽事実を認定し民族問題研究所宛に自筆謝罪文
「内容熟知せずにブログの文をコピー…
ねつ造説を主張したことについて謝る」
イルベ ネチズンの自筆謝罪文。 //ハンギョレ新聞社

 民族問題研究所が明かした「朴正煕元大統領満州軍血書志願」の事実を立証する資料はねつ造されたものという説を流布したオンライン コミュニティ「日刊ベスト貯蔵所(以下、イルベ)」ネチズンが虚偽であることを認めて民族問題研究所に謝罪した。

 同研究所は13日「フォーレ000というニックネームでイルベで活動していたあるネチズンが、自分の主張が虚偽であることを認め、過ちを悔いる自筆謝罪文を1月2日研究所に送ってきた」と明らかにした。 このネチズンは昨年イルベに繰り返し「朴正煕血書はねつ造された」という文を載せ同研究所から告訴された。

 ネチズンは謝罪文で「グーグルで検索していて研究所の『朴正煕血書に関する日本の新聞記事はねつ造だ』というある個人のブログを見つけ、内容を熟知していないのに真偽も確認せずに日刊ベストに該当ブログの文をコピーして掲示した」として「以後、民族問題研究所が朴正煕元大統領の血書について18年以上研究し、日本の図書館にまで行って当時の新聞に報道された内容を根拠に研究結果として出したことを知り、ねつ造主張の根拠が薄弱なことも確認した」と書いた。さらに「事実関係を確認することもなく何も考えずに研究所の研究成果と努力をさげすみねつ造という主張をした点について謝罪申し上げる」と付け加えた。

1939年3月31日付 『満州新聞』7面。民族問題研究所提供。 //ハンギョレ新聞社

 同研究所は「イルベ会員が再発防止を約束した以上、責任は問わないことに決めた」と明らかにした。 しかしカン・ヨンソク元議員とチョン・ミホン元アナウンサーなど、総合編成チャンネルとオンライン コミュニティに虚偽事実を流布した10人に対しては民・刑事責任を問う訴訟を提起した。

 一方、同研究所が紹介した1939年3月31日付『満州新聞』の記事によれば、朴正煕元大統領は聞慶(ムンギョン)で教師として在職中に日帝時代の満州国軍官学校に志願して年齢超過で脱落した。朴元大統領は「一死以テ御奉公 朴正煕」と書いた血書と志願書類などを送り再び軍官学校を受験したと伝えられている。

 関連記事をさらに見ると「日本人として恥じざるだけの精神と気迫とを以て一死御奉公の固い決心です。しっかりやります。 命の続く限り忠誠を尽くす覚悟です」として「一人前の満州国軍人として満州国のため、延いては祖国のため何で一身の栄達を欲しませう、滅私奉公、犬馬の忠を尽す決心でこざいます」と書かれていた。

パク・スジン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

■イルベ ネチズン謝罪文全文

 普段ニュースもあまり見ず、世の中がどのように変わっているのか主要イシューにも鈍感なまま職場と家庭だけ行き来する極めて平凡な生活を送ってきました。おそらく多くの平凡な他の家長たちと同様でしょう。 そんな風に生業だけに熱中していましたが、前回の大統領選挙当時、偶然に友人を通じて日刊ベストというサイトを知り加入しました。

 その頃、朴正煕元大統領の植民時代の活動に対する(附逆)親日行為の有無がイシューになったことを知りました。民族問題研究所が朴正煕元大統領の日本軍の服務事実と親日忠誠血書を当時の日本の新聞から捜し出したとことを知りました。 歴史の時間に習ったわけでもなく、普段から知っていた常識に反する内容だと思い、若干の衝撃を受け色々と検索してみました。

 グーグルで検索してみると、民族文化研究所の朴正煕血書の日本の新聞記事はねつ造だというある個人のブログを見つけ、内容を熟知もしないのに真偽も確認せずに日刊ベストに該当ブログの文をコピーして掲示しました。

 後に民族問題研究所が朴正煕元大統領の血書について18年以上研究し、日本の図書館にまで行って当時の新聞に報道された内容を根拠に研究結果として出したことを知りました。 単純にねつ造と主張したブログとは異なり、当時の新聞を根拠にした民族問題研究所の努力を知りました。 朴正煕血書がねつ造だという主張の根拠が薄弱であることも確認しました。

 事実関係も確認せずに何も考えることなく民族問題研究所の研究成果と努力をさげすみねつ造だと主張した点に対して謝罪申し上げます。 韓国の歴史の裏に隠された真実を明らかにするため努力している民族問題研究所の研究と情熱に被害を与えたことに繰り返し謝罪申し上げます。

 これからは絶対に事実関係の確認がないいかなることも主張したり転載したりしません。 私が上げた掲示板の文で被害を受けられた民族文化研究所の名誉が、私の心からのつたない謝罪で復旧されることを心より望みます。 2014.12.24

韓国語原文入力:2015/01/13 17:42

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/673384.html
訳J.S(2118字)

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