今年最後の日である31日、ソウル鍾路区(チョンノグ)中学洞(チュンハクトン)の日本大使館前で今年最後の水曜集会が開かれた。 第1159回集会には市民250人余りが参加して慰安婦被害者の故ファン・クムジャ、ペ・チュンヒ ハルモニ(おばあさん)の霊を賛える追慕祭として開かれた。
今年、ファン・クムジャ、ペ・チュンヒ 二人のハルモニが逝去して現在政府に登録されている慰安婦被害者239人のうち生存者は55人(国内50人・海外5人)だ。 二人のハルモニの名前を呼んで黙祷しながら集会が始まった。 この日もしっかりと水曜集会を守った慰安婦被害者キム・ボクトン、キル・ウォンオク ハルモニがゆっくりと立ち上がって二人のハルモニの前に薄紅色のカーネーションを捧げた。 その後に続いて制服姿の学生、両親の手を握って出てきた子供たち、スーツ姿の会社員と外国人たちが列んで献花し、遺影の前は花がうずたかく積もった。
ファン・クムジャ ハルモニの自宅を訪ねて奉仕活動をしたというチェ・ウンギョンさんは「亡くなられる前の2年7か月間は話にできず食べ物も殆ど召し上がれない状態で病院のベッドだけでお過ごしになった姿を思い出して胸が痛い」と話した。 “ナムヌの家”で働きながらペ・チュンヒ ハルモニに会ったという日本人の村山一平氏は「ペ ハルモニは歌が本当に好きで、ファッションセンスも個性的で才能が豊かな方だったが、過去に体験した苦痛のために寂しさと孤独を強く感じていらした」と追憶した。
ユン・ミヒャン挺身隊対策協常任代表は「今年は初日の1月1日に水曜集会を開き、最終日である今日も水曜集会で締め括る特別な年」だったとして「だが、結局ハルモニが望む日本政府の公式謝罪と法的賠償を受けられないままに一年を越すことになった」と話した。
ユン常任代表は「来年には水曜集会が23周年をむかえるが、もう集会をしなくても良い日が早く来て欲しい」として「解放・2次大戦終戦70周年、屈辱的な韓日協定締結50周年でもある来年には、ハルモニたちの希望を必ず成し遂げて差し上げよう」と強調した。