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送電中断を求め密陽住民が首にロープをかけ座り込み

登録:2014-12-28 22:27 修正:2014-12-29 05:35
密陽765キロボルト送電塔反対対策委住民たちは28日で3日目になる密陽市上東面高亭里にある115番鉄塔周辺で送電反対を求め座り込みしている。住民たちは首にロープをかけ座り込みを続けている。オーマイニュース提供//ハンギョレ新聞社

 韓国電力公社(韓電)が新古里(シンコリ)原発~北慶南(キョンナム)変電所765キロボルト送電線路の試験運転を始めると、送電塔設置に反対している慶尚南道密陽(ミリャン)の住民たちが韓電の送電中断を要求した。

 密陽765キロボルト送電塔反対対策委員会は28日「送電塔設置に反対する密陽住民たちが、26日から115番送電塔が建っている慶尚南道密陽市上東面高亭里で高圧送電を阻むための座り込みを三日間続けている」と明らかにした。 韓電は28日午後から密陽送電塔区間を含む新古里原発~北慶南変電所送電線路に対する試験送電を行った。

 送電塔に反対する住民約50人は115番送電塔の下にある座込み場で韓電の送電中断を要求した。 約10人の住民は115番送電塔を囲む垣根近くの場所に座り込み、首にロープをかけて韓電の試験送電に対する抗議の座り込みを行った。

 イ・ゲサム反対対策委事務局長は「送電塔建設のために2人が命を失い、韓電のほんのわずかな慰労金のために村が分裂した。送電塔建設を強行したこの10年の間に密陽住民たちが被った暴力は相変らず傷として残っている。 韓電は密陽住民に公式謝罪せよ。 送電塔建設にともなう住民たちの健康や財産の被害補填のための責任ある措置を要求する」と話した。

 彼は「韓電は高圧送電で予想される問題に対する調査機構を設置し、被害が検証されれば住民移住対策などを樹立しなければならない。 密陽住民たちは韓電の公式謝罪などの要求が聞き入れられるまで座り込みを継続する」と話した。

韓国電力公社が来る28~29日'新古里~北慶南765キロボルト送電線の試験送電に入るなかで26日、密陽市上東面高亭里370番地にある115番鉄塔の下で住民たちが座り込みに入った。オーマイニュース提供//ハンギョレ新聞社

密陽/キム・ヨンドン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/671104.html 韓国語原文入力:2014/12/28 21:50
訳J.S(808字)

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