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ブレーキない ‘MB’ ‘分裂政治’で疾走

原文入力:2008-12-26午前08:29:46
大統領 ‘せっかち症’にハンナラ‘忠誠競争’ 法案強行
“経済難しい中で政治破綻…政権危険になる場合も”

イ・ミョンバク大統領が対国民説得と世論収斂過程を省略したまま国会法案処理に加速ペダルを踏んでいる。 ‘統合のリーダーシップ’とは距離が遠いイ大統領の一方通行は野党と国民の抵抗を触発して社会全体を分裂に追いやる可能性が大きい。現実化するならば米国産牛肉騒ぎに続き2番目だ。
与党関係者は25日「実務ラインでは年末に必ず通過させなければならない法案のいくつかだけ処理して対国民説得をもっとしなければならないという意見があるが、大統領府と党指導部があまりにも頑強だ」として「現時点では相当数の法案を年末に強行処理する可能性が大きいように見える」と話した。

与党のこういう態度はイ・ミョンバク大統領から始まっている。イ大統領は去る15日パク・ヒテ ハンナラ党代表と会い「国会に提出された改革法案は大統領選挙で国民にお披露目して必ず通過させることを約束した法案であり国民大多数が支持する法案」と語った。パク代表はまさにその日放送に出演し、“(経済法案と理念法案の分離という)そのような区分方法には同意しない。法というものは皆理念的な要素があるのであって経済法があって理念法があるのではない」と話した。パク代表の話はイ大統領の意中を伝達したものと見られる。 ‘そのままみな処理する’ということだ。最近イ大統領の兄のイ・サンドク議員が言論関連法改正に腕まくりをしてとりかかったのも大統領の‘意中’を反映したことと解釈される。

イ大統領に席を期待する人々の‘忠誠競争’も事態を悪化させている。無所属のキム・ヒョンオ国会議長は2010年ハンナラ党代表を念頭に置いていて、パク・ヒテ代表は補欠選出馬と後半期国会議長を考えていることが分かった。ホン・ジュンピョ院内代表とパク・チン外交通商統一委員長は改閣時に長官職を願っている。

パク代表は‘電光石火’,‘疾風怒涛’発言に続き,「対話と妥協ができない時は多数決で処理するのがもう一つの民主的基本原則」と発言程度を高めている。ホン院内代表は「政権が変われば政策と社会全般が変わらなければならない」と強硬雰囲気を主導している。1996年新韓国党が強行した労働法突然変異当時にも、李洪九党代表よりキム・ヨンサム大統領が状況の頂点に立っていた。今もその時と似た様子が繰り返されている。

強硬追求の効果はどうだろうか? ‘経済再生’を名分にしたイ・ミョンバク大統領の一方通行はむしろ‘経済再生’を妨げる逆説的状況をむかえることになる可能性が高い。キム・ヒョンジュン明智大教授は「経済危機は政治的リーダーシップを発揮して解決しなければならない」として「来年上半期に経済が困難になるというのに政治が破綻していれば政権が危険になることもありうる」と警告した。彼は「2004年と同じように政局梗塞の一次的責任は与党が負わなければならないし被害も与党が被ることになるだろう」と語った。

一方主義に対する与党内部の憂慮も絶えることなく続いている。集示法など‘理念法案’を押し通すのはイ・ミョンバク大統領を圧倒的に支持した‘首都圏中産層’を裏切るという批判がある。また12月初めに上程した法案を1ヶ月にもならずに職権上程して処理するのはどう考えても拙速立法だという反発もある。

ハンナラ党議員らに個別的に会って尋ねれば、言論関係法処理に否定的な意見がかなり多い。韓-米自由貿易協定批准同意案処理も同じだ。党内部もまともに説得できないまま強行しているということだ。 ソン・ハンヨン選任記者 shy99@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/329771.html

原文: 訳J.S