大統領府が時計型の“盗撮用カメラ”を購入した事実に対して、パク・チウォン新政治民主連合議員が「大統領府は興信所か」と批判した。
パク議員は17日、新政治民主連合非常対策委会議で「朴槿恵(パク・クネ)政権は2年目にして既に政権末期の症状が見える」と話し、チョン・ユンフェ氏などいわゆる“秘線実力者”の国政介入疑惑に言及し「さらには大統領府第2付属秘書官室が盗撮用カメラまで購入した」と話した。 パク議員は「大統領府は興信所か。演説を記録するのにどうして盗撮用のカメラを使うのか」として「私のすべての経験を動員してみても全く理解できない。誰を監視したのかが知りたい」と話した。
パク議員は「朴大統領は野党が要求する特別検事と国政調査を果敢に受け入れなければならない。 また、国務総理を筆頭に内閣を全面改編し、新たな覚悟で執権3年目をむかえなければならない。 それでこそレイムダックに陥らずに動揺した国政を建て直すことができる」と明らかにした。
これに先立ってチェ・ミンヒ新政治民主連合議員は16日、国会緊急懸案質問で「大統領府は昨年5月3日、総務施設チームを通じて一般時計と同じ形の時計型ビデオカメラ録音機2台を購入した」と公開した。
これに対して、ミン・ギョンウク大統領府報道官は「大統領出席行事などで参席者の話を記録するために購入したものだ。 多くの人が混じって話せば、声だけ聞いたのでは誰が誰だかわからない場合もあるため、顔も撮れるカメラを購入した」と説明した。