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中国漁船 西海撤収…軍 “北挑発 切迫兆候”

原文入力:2009-05-30午前01:13:43
一日で160隻移動…1999年・2002年交戦時と類似
東海には短距離ミサイル…南北 海事通信正常稼動

クォン・ヒョクチョル記者,ソン・ウォンジェ記者

←西海北方境界線(NLL)近隣海域でイシモチ漁などをしていた中国漁船が29日操業を中断し席島周辺に集まっている。延坪島/聯合ニュース

北韓が29日東海で再び短距離ミサイルを発射し西海にある南側の島である白翎島,北側の島であるオン島など北方境界線(NLL)近隣海域で漁をしていた中国漁船が一斉に延坪島側海域に移るなど南北間の軍事的緊張が高まっている。

情報消息筋は「北韓がこの日午後6時12分、咸鏡北道,花台郡,舞水端里近所から短距離ミサイル一歩を発射した」として「北韓が160kmほどの新型地対空ミサイルを試験発射した模様」と話した。今回まで合わせれば25日の北韓2次核実験以後に発射したミサイルは六発でありすべて東海に撃った。

核実験を行った25日午後には地対空ミサイル2発を咸鏡南道元山から発射した。26日午後には咸南,咸興から3発を撃った。

この日から白翎島近隣海域で操業していた中国漁船が突然延坪島側の海域に移動し軍当局が北韓の軍事行動が差し迫った兆しと見て対北警戒を強化した。

合同参謀本部関係者は「今月に入り白翎島近隣の北方境界線近隣で中国漁船280隻余りが操業中であったが、28日から数字が減り始め120隻ほどが残っている」として「北韓当局が ‘危険だから移動しなさい’ と要求し一日で中国漁船160隻余りが抜け出た可能性がある」と話した。

この関係者は「中国漁船の集団撤収が北韓が軍事挑発を準備する気配でありうるので北韓軍の動向を綿密に監視している」として「しかし現在まで普段と違った眼につく動きはない」と話した。

北韓 オン島上側にミサイル基地があると知られており北韓が白翎島と大青島近くの南側海軍艦艇などを地対艦ミサイルで攻撃する前に中国漁船を疎開させた可能性があると軍当局は分析している。1999年と2002年6月の2度の西海交戦直前にも北方境界線近くで操業していた中国漁船らが一斉に消えた経緯がある。白翎島などから抜け出た中国漁船らの中で100隻以上が東に移動し延坪島付近の北方境界線近海に留まっていると軍当局が明らかにした。

一方、南北海運合意書にともなう南北海事当局間疎通および船舶運航はこの日も正常に行われた。イ・ジョンジュ統一部副報道担当者はブリーフィングで「昨日(28日)北側が海事通信網を通じ北側船舶の南側海域新規運航許可を申請するなど南北海事当局間通信が正常に行われている」として「北韓がPSI全面参加などに対する非難を継続しながらも南北海運合意書にともなう通常の手続きは継続して守っている」と話した。

イ副報道担当者は「北韓が今日付け(29日)陸路通行同意書を送ってきたし、北韓内我が国国民の身辺安全には問題がないと確認されている」と話した。 クォン・ヒョクチョル,ソン・ウォンジェ記者nura@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/357715.html 訳J.S