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光州で旧日本軍事施設の教育活用討論会

登録:2014-08-25 19:55 修正:2014-08-26 07:31
日帝強制占領期間に光州(クァンジュ)飛行場の燃料保存所として造成されたと推定される光州西区(ソグ)花亭洞(ファジョンドン)の洞窟。 光州/勤労挺身隊ハルモニ(おばあさん)と共にする市民の会 提供

26日に開催、専門家らも参加

 光州市教育庁は26日午後2時、光州市議会5階の予算決算委員会会議室で、光州にある日帝軍事施設を歴史教育空間として活用できる方案を作るために討論会を開催する。

 地下施設(洞窟)は花亭4洞、光州学生独立運動記念館と光州市青少年修練院をつなぐ中央公園の散歩道沿いに3つある。

 地下施設は長さがそれぞれ80メートル、70メートル、50メートルほどのコンクリート製アーチ型洞窟で、日帝強制占領期間に造成された燃料保存所として知られる。 日帝時代の軍事用施設は済州島(チェジュド)を中心に南西海岸沿いに主に残っているが、日帝時代の洞窟が都心の一か所に集中しているケースは珍しい。

 今回の討論会でシン・ジュベク延世大学HK研究教授は、この洞窟が日帝強制占領期間に光州飛行場の付属施設として造成されたことを裏付ける地図を公開すると発表した。チョン・ヘギョン博士は、全南紡績と光州公園にあった旧日帝神社跡など、アジア太平洋戦争の被害事例と遺跡の現況を紹介する。戦争遺跡保存全国ネットワークの菊池実運営委員は、日本の戦争遺跡保全運動の多様な経験と事例を発表する。

 光州市教育庁はこの洞窟を光州学生独立運動記念施設と連係して、日帝侵略期の歴史を理解する教育空間として活用する方案を講じる方針だ。

チョン・デハ記者 daeha@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/652688.html 韓国語原文入力:2014/08/25 19:40
訳J.S(787字)

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