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教皇キャラクターグッズ‘大人気’

登録:2014-08-14 23:01 修正:2014-08-15 08:10
ソウル中区(チュング)明洞(ミョンドン)聖堂の記念品売場で14日、教皇の立像などの記念品が販売されている。 キム・テヒョン記者 xogud555@hani.co.kr

Tシャツ・ハンカチ・ベールがよく売れる
石膏像はバチカンと‘断交状態’の中国産
列福式を見ることのできるホテルも特需

 ローマのバチカン教皇庁周辺の記念品店ではフランシスコ教皇を‘スーパーマン’に形象化した記念品も売られている。 教皇訪韓初日の14日、ソウルの明洞(ミョンドン)聖堂周辺でも教皇キャラクターを生かした記念品が飛ぶように売れていた。

 この日午後、明洞聖堂文化館のコストホール1階にある記念品センターは、教皇記念品を買いに来た市民で込み合っていた。 最もよく売れる商品は、7000ウォン(約700円)の教皇訪韓記念の真っ赤なTシャツだ。 親しみやすい顔の法王カリカチュアが親指を立てているが、その下に‘立ち上がり照らせ’という文字が刻まれている。 まとめて買っていく人も多かった。 キム・キョブン氏(57)は「歓喜に満ちた気持ちだ。すでにすべて売り切れて大きなサイズしか残っていなかった」と残念がった。記念品センター責任者のユン・テホン氏は「今日はとても忙しい。 他の記念品よりTシャツが最も多く売れている」と話した。

 教皇関連の絵と文章を刺繍したハンカチ(7000ウォン)、ミサの時に使うベール(2万5000ウォン)、教皇の石膏像(5000ウォン~4万5000ウォン)もよく売れている。 ほとんどが国産だが、石膏像だけはバチカンと断交状態にある中国製だ。

 30年前の1984年、ヨハネ・パウロ2世に続き教皇に2回会えたというキム・マンボク氏(84)は白のTシャツとハンカチなどを家族の人数分購入した。 ブラジルのサンパウロから来たパク・ムンソン氏(68)は弟と共にハンカチとカード財布、手鏡、キーホルダーなどを大量に買っていた。パク氏は「いつでも買えるわけではないので、知人にプレゼントもして、教皇訪韓を記念するために買った」と話した。

 ソウル光化門(クァンファムン)広場の列福式会場が見えるホテルも特需を享受している。 16日午前、列福式を窓から見れるホテルの15日宿泊予約分はとっくに売り切れ。 ソウル市庁前のソウル広場と光化門(クァンファムン)広場を眺望できるプラザホテルは、客室410室中270室の窓が光化門側に向かっていて人気が高い。 特に豪華な6~19階の14室あるスイートルーム(1泊60万ウォン)をはじめ、光化門を眺める客室は予約が終了した。 プラザホテルは教皇随行団約30人の宿舎としても使われる。 このホテルの広報担当者キム・ナへ氏は「教皇訪韓効果ははっきり出ている」と話した。

 列福式の舞台と距離が最も近いコリアナホテルも嬉しい悲鳴をあげている。337室ある客室のうち、舞台側を見られる200室が‘売り切れ’になった。 内国人利用者が大幅に増えたのも特徴だ。 このホテルの予約担当職員は「普段は中国人などの外国人観光客が大部分だが、15日の予約の場合は内国人が80%に迫っている。 普段の内国人利用客の10倍近い」と話した。

チェ・ウリ、ソン・ホギュン記者 ecowoori@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/651239.html 韓国語原文入力:2014/08/14 21:01
訳J.S(1478字)

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