‘移転要求’座り込み住民たち訪ねソウル市の立場を発表
射幸私設の外郭移転を検討…「国会も関心を持つべき」
パク・ウォンスン ソウル市長が龍山(ヨンサン)場外馬券発売所を訪ね、営業の中断を促した。
パク市長は20日午後、ソウル龍山区 漢江路(ハンガンノ)3街の‘龍山場外馬券発売所’が作られた建物の前で座り込み中の住民たちに会った。 反対住民たちは去る6月28日に臨時開業した場外馬券発売所の移転を要求して座り込み中だ。 パク市長は次いで競馬場の顧客用ホール(15階)を訪ね、内部施設を直接見て回った後‘龍山場外馬券発売所の移転及び営業に関連するソウル市の立場’を発表した。
パク市長は「快適な教育環境と平穏な住居環境は場外馬券発売所のような射幸施設から徹底的に保護されなければならないというのがソウル市の確固たる立場」と明らかにした。 彼は「韓国馬事会は場外馬券発売所の移転を推進する過程で地域住民たちの同意を得ることに失敗し、これに反対する龍山地域12万住民たちの声を無視して一方的に移転営業を開始した。 その過程で多数の住民たちを営業妨害の疑いで告訴したことは非常に遺憾」とし、韓国馬事会に試験営業を直ちに中断するよう要求した。
パク市長はまた、龍山場外馬券発売所の他にソウル都心にある他の射幸施設も郊外に移転させる方案を積極的に検討する方針と明らかにした。
パク市長のこうした‘意志’表明が、韓国馬事会と龍山住民の間に葛藤を起こした場外馬券発売所問題解決の糸口になるか注目される。 しかし、ソウル市をはじめとする地方自治体は、射幸産業の許認可には何の権限もなく、実際に営業中断に至るかは不透明だ。 ソウル市は昨年10月、韓国馬事会側に場外馬券発売所移転の再検討を要請し、去る1月には移転反対声明を発表、去る2日には営業中断および郊外移転を要求するなど、繰り返し反対の立場を表明してきた。 パク市長は「ソウル市も積極的に建議するが、国会次元でこの問題を深く扱ってもらいたい」と付け加えた。
イ・ジウン記者 jieuny@hani.co.kr