誠心女子中高校の生徒たちが街頭で訴え
龍山(ヨンサン)場外馬券発売所の設置に反発
「青少年を有害環境から保護して下さい」
「先輩である朴槿恵(パク・クネ)大統領様。
学校前の巨大な場外馬券発売所の設置を撤回して、すでに建てられた建物は青少年と地域住民のための図書館と文化センターに変えてください。
先輩の母校のために、と言うより、未来を担う青少年のために先輩が先頭に立ってください」
韓国馬事会がソウル龍山に作った場外馬券発売所の開設を控え、現場からわずか200メートルしか離れていない誠心女子中高校の生徒たちが「教育権」を守って欲しいと、先輩の朴槿恵大統領に訴えた。 朴大統領は誠心女子中高校の卒業生だ。
この学校の生徒40人余りと教師たちは14日午後、大統領府への入り口となるソウルの青雲孝子洞住民センター前で記者会見を行い、「生徒たちにとって一番大切な権利である教育権を守るために、場外馬券発売所の設置撤回を学校の先輩である朴大統領に訴える」と明らかにした。
生徒たちは「今まで私たちは、自分たちの教育権を守るために、場外馬券発売所に関連した動画を製作してユーチューブに載せたり、カカオストーリー、フェイスブック、ツイッターなどを通して、場外馬券発売所開設の事実を知らせるために努力してきたにもかかわらず、馬事会はついに試験的な開設に踏み切りました」と訴えた。
生徒たちはさらに、「青少年保護法第1条には "青少年を有害な環境から保護しなければならない" と書かれている」と指摘し、この法律が規定する青少年有害事業所には場外馬券発売所も含まれると訴えた。記者会見後、生徒たちは場外馬券発売所の開設撤回要求を求めた「請願ハガキ」を大統領府に伝達した。
「龍山場外馬券発売所追放対策委員会」などの市民団体は、韓国馬事会が住民と地方自治体の反対にもかかわらず場外馬券発売所の開設を強行したことに対し、監査院に公益監査を請求した。
イ・ジェウク記者