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韓-日、米ワシントンで‘河野談話’外交折衝戦

登録:2014-06-25 22:46 修正:2014-06-26 07:40
1132回 叫んだ…昨日もソウルの日本大使館前で水曜デモ
1132回 叫んだ…昨日もソウルの日本大使館前で水曜デモ

駐米日本大使館、米国学者たちに英文説明資料 Eメール…

チョ・テヨン次官、バンズ副長官に会って
「日本の過去事に関する色々な問題を議論」…
韓国政府、今月の‘韓日局長級協議’拒否

 軍慰安婦動員の強制性を事実上否認した‘河野談話検証報告書’を巡り、韓国と日本が米国ワシントンで本格的な外交折衝戦を始めた。

 米国を訪問中のチョ・テヨン外交部第1次官は24日(現地時間)国務部でウィリアム バンズ米国務部副長官と韓-米次官級戦略対話を始め、日本の河野談話検証報告書に対する韓国政府の強力な憂慮を伝達した。

 チョ次官は会合を終えた後、記者たちと会って「今日の戦略対話で日本政府の河野談話検証結果を含め日本政府の過去事と関連した色々な問題について議論があった」として「韓国政府の立場を具体的に話した」と述べた。 これに対してバンズ副長官は、日本が河野談話を継承することが近隣諸国との関係改善に重要だという原則的態度だけを表明したと言う。 チョ次官は訪米に先立ち、別所浩郎 駐韓日本大使を呼んで「安倍政府が河野談話の粗捜しをしようとすればするほど逆に安倍政府の信頼性と国際的評判が傷つくだけだと言う点を明確に知らなければならない」と強力に抗議した経緯がある。

 駐米日本大使館は去る20日、日本の立場を正当化する英文説明資料を作成してワシントンのシンクタンク所属学者と専門家たちにEメールを伝播していると消息筋が24日伝えた。 日本側は説明資料で「報告書は河野談話の作成過程について政府外の学者と専門家たちの研究結果を客観的に記述したものであり、河野談話を決して蔑むものではない」と主張した。 日本はまた「韓国と日本の間には河野談話文案に関する深い調整があった」として「河野談話は韓-日間の調整に基づいたものであり、両国は外交的に慰安婦問題を終了し未来指向的2者関係を樹立する意向だった」と明らかにした。 慰安婦問題に対する日本の責任回避を良く思わない米国を安心させつつも、実際には河野談話が韓国との政治的妥協にともなう産物という認識を持たせようとする日本の‘二重プレー’戦略と見える。 一方、慰安婦問題などを議論するために去る4月から毎月開催を目標に始まった韓-日局長級協議が‘河野談話検証報告書’の影響で今月は開かれないものと見られる。 日本側は今週にも会議をしようと提案したが、韓国側がこれを拒否したと言う。 局長級協議は去る4月にはソウルで、5月には東京で開かれ、今月は再びソウルで協議を継続することにした経緯がある。

ワシントン/パク・ヒョン特派員、キム・ウェヒョン記者 hyun21@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/644128.html 韓国語原文入力:2014/06/25 20:26
訳J.S(1443字)

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