龍山(ヨンサン)惨事の時、過剰鎮圧責任論が起こるや
‘キム・ソクキを生かさなければ’
李明博・朴槿恵には愛情表出…イ・ゴンヒ会長称賛も
病床の金大中・逝去した盧武鉉に向かって蔑視する内容目立つ
10日に指名されたムン・チャングク国務総理候補者は<中央日報>主筆と論説委員時期に書いた記名コラムを通じて保守偏向的色彩を強く表わしている。 福祉政策に対する極端な拒否感、金大中・盧武鉉前大統領に対する蔑視が目についた。 反面、企業と与党には寛大な見解を示した。
彼は2009年2月、龍山惨事当時の過剰鎮圧を主導したキム・ソクキ ソウル警察庁長官を‘キム・ソクキを生かさなければならない’というコラムで擁護した。 コラムで彼は「警察庁長官に責任を問うならば、将来に亘ってこの国に悪影響を及ぼすことになるだろう。 今後、警察庁長官の首はデモ隊がつかむ状況になるためだ」と主張した。 住民と警察官併せて6人が亡くなった惨事であるにもかかわらず、彼は「我が国の原則は何か。 法を尊重することだ。 (中略)もちろん抵抗がともなうこともあるだろう。 そうした点で大統領の勇気が必要になる」と声を高めた。
無償給食などの福祉政策に対する露骨な拒否感も見せた。 2010年3月‘無料の昼食は嫌いだ’というコラムで、彼は無償給食を「社会主義的発想だと単刀直入に言いたい」として「ちょっと極端に比喩するならば私達の子供たちが無料の昼食を食べるために食盆を持って列をつくっているのと、食糧配給を受けるために列をつくっている北朝鮮の住民が、その内容面では変わらないことになりかねない」と批判した。
金大中・盧武鉉元大統領に対する蔑視も目を引く。 彼は金大中元大統領の病状が重かった2009年8月初め、‘最後に残ったこと’という題名のコラムで「金(大中)元大統領に対しては、秘密資金造成と財産海外逃避の疑惑が絶えず提起された」と秘密資金疑惑を挙論して「国の名誉のためにもこれ以上不幸な大統領を作ってはならない。 それでも、こういう提起された疑惑をそのままに覆っておいて良いのだろうか。 まさにこの点が残念なのだ」と書いた。 当時、金元大統領側のチェ・ギョンファン秘書官は「秘密資金疑惑は事実無根であることが確認された。 病床にいらっしゃる前職大統領に対する最小限の礼儀もない行為」と批判した反論報道文を<中央日報>に載せた。 盧武鉉元大統領の逝去直後には「それでなくても世界最大の自殺国という汚名を着せられているこの国で、大統領を務めた人までがこのような形で命を終えるなら、その影響はどうだろうか」(2009年5月‘公人の死’)と書いた。
反面、企業と李明博前大統領に対しては‘愛情’を見せた。 2018年平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック誘致が決定された2011年7月、彼は‘イ・ゴンヒ会長の涙’というコラムで「私に深い印象を残した場面は、三星(サムスン) イ・ゴンヒ会長が涙まじりに話している姿だった」として「イ会長が今回の活動をして大きな責任を感じたと信じる。 企業家の苦労を軽く見てはならない」とイ・ゴンヒ 三星電子会長を褒め称えた。 2011年4月、李明博前大統領のレイムダックを扱った‘朴槿恵現象’というコラムでは「彼女は自分の主張を論理的に詳しく説明することも、記者会見を通じて発表することもしない。 ただ幾つかの言葉を言えば、周辺の参謀らがこれを解釈して、言論はそれを特筆大書する。 カーテンの裏にいる彼女が神秘なためだろうか?」と、当時議員だった朴槿恵大統領を評価した。
彼は韓国新聞協会の韓国新聞賞審査委員長として、受賞作である<朝鮮日報>の‘チェ・ドンウク前検察総長魂外子’報道に対して「言論が権力者の脱線した私生活を報道しようとする時、必要な徳性は何よりも勇気だ。 朝鮮日報編集局はそのような勇気を示した」と評価までした。 イ・スンジュン記者 gamja@hani.co.kr