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チョ・ヒヨン-イ・ジェジョン-キム・ソクチュン…3人の進歩教育長当選者 永い因縁に注目

登録:2014-06-06 21:59 修正:2014-06-07 07:55
(左から)チョ・ヒヨン ソウル教育長当選者、イ・ジェジョン京畿(キョンギ)教育長当選者、キム・ソクチュン釜山(プサン)教育長当選者

チョ・ヒヨン-キム・ソクチュン、ソウル大社会系列同期
イ・ジェジョン、大学総長の時にチョ・ヒヨン教授を招へい
生徒数が最も多い地域で協力に期待

 6・4地方選挙で突風を起こした進歩教育長は、全教組と民教協出身という共通分母の他に、色々な縁で絡まっている。 これを通じて積み重ねた相互信頼が教育現場でどんなシナジー効果を起こすのか関心を集めている。

 6日、各候補者の履歴を見れば、チョ・ヒヨン ソウル市教育長当選者とキム・ソクチュン釜山市教育長当選者は1975年にソウル大社会系列に一緒に入学した。 チョ当選者は大学4年だった1978年、維新憲法に反対するビラを配布しデモに加担して懲役刑を受けた。 ソウル大社会学科で博士課程を終え、釜山大師範大教授になったキム当選者もやはり大学時代に維新反対運動に熱心だったことが分かった。

 イ・ジェジョン京畿道(キョンギド)教育長当選者は、チョ当選者を聖公会(ソンゴンフェ)大教授として招へいした主役だ。 1999年当時、聖公会大学の初代総長だったイ当選者が、学生運動の経歴のせいで教授の席を占めることができなかったチョ当選者を任用した。 二人は2000年イ総長が国会議員に出馬するまで市民運動家の再教育機関であるNGO大学院を共に設立するなど、聖公会大を進歩学者の‘メッカ’とすることに寄与した。

 二人はすでに具体的な共助を摸索中だ。 チョ当選者は「京畿道とソウルに新しいオルタナティブ教育モデルを作りたい。 このような教育実験ができるようにイ・ジェジョン当選者と首都圏革新教育研究所を共に作ることにした」と明らかにした。

 格別の縁を結んだこれら教育長当選者たちが全国で生徒数が最も多いソウル・京畿・釜山地域の教育長になっただけに教育政策でも緊密な協力と連帯を推進するものと見られる。

 パク・ウォンスン ソウル市長とチョ当選者の関係もこの間ソウル市と教育庁の疎遠な関係を克服する上で役に立つと展望される。 二人は1994年に参与連帯設立を主導するなど、様々な分野で公的協力を成し遂げた。

 ムン・ヨンニン教育長時期にはソウル市とソウル教育庁の葛藤が教育現場にまで悪影響を及ぼした。 去る3月、パク市長が‘教育都市ソウル プラン’を発表するや保守指向のムン教育長は「教育自治を傷つける重大な侵害」として対立した。 ソウル市が生徒会主導の自治活動に学校当たり年平均400万ウォンずつを支援する‘生徒参加予算制’を推進したが、ムン教育長が教育庁と協議されていないという理由で反対した。

 特に今回の地方選挙では新政治民主連合所属の市会議員がソウル市議会の106議席中77議席を占め‘チョ-パク共助’に勢いをつけるものと見られる。

キム・ジフン記者 watchdog@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/641208.html 韓国語原文入力:2014/06/06 20:52
訳J.S(1373字)

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