ムン・ヨンニン ソウル市教育長候補が、コ・スンドク候補と娘のキャンディ・コ(コ・フィギョン)氏の葛藤を「背倫問題」と話し、議論が巻き起こるや発言を訂正した。
ムン候補は1日に記者会見を行い、「コ候補のお嬢さんが上げた文を読んで非常に胸が痛んだ。 なぜ我が国社会がこのような背倫問題に直面することになったのか、解決方法を探さなければならないと考えた」と話した。 婦女間の葛藤が明らかになったことについて‘背倫’とまとめて非難したのだ。
ムン候補は‘父親を批判したことが背倫なのか、子供を捨てたことが背倫なのか’という質問に「お嬢さんが父親の粗捜しをして、父親は娘の世話をしなかった。 これが背倫の一つの形と言えないか」と答えた。 続けて「セウォル号のイ・ジュンソク(船長)が下着姿で逃げた場面を思い出した。 コ候補が娘の世話をしないのと、船長が乗客を見捨てて逃げたことは、社会全般に責任回避と規律弛緩が蔓延していることを示している」とコ候補をこき降ろした。
ムン候補は以後「背倫」発言が議論になるや、「社会問題の診断に使われた単語‘背倫’が拡大解釈されないことを願う。 そのような趣旨で背倫という単語を記者会見文から削除する」と一歩引いた。
一方、チョ・ヒヨン候補は「この問題をこれ以上、家族史や倫理問題に拡大させることに反対する」として「選挙本来の場に戻って、どの候補が心から子供たちと子供たちの未来を考えてソウルの教育に責任を負う準備ができているのかを判断してほしい」と訴えた。
キム・ジフン記者 watchdog@hani.co.kr