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ソウル市教育長選挙 コ・スンドク独走体制…‘娘変数’で終盤に揺動

登録:2014-06-02 01:25 修正:2014-06-02 08:04
コ候補、認知度武器に終始1位を走ってきたが
娘の‘父親批判文’が最大変曲点になる見込み
コ・スンドク ソウル市教育監候補が1日午後、ソウル中区(チュング)乙支路(ウルチロ)の選挙事務所で記者会見を行い、実娘キャンディ・コ(韓国名 コ・ フィギョン)氏がフェイスブックにあげた文に対する立場を明らかにしている。 リュ・ウジョン記者 wjryu@hani.co.kr

‘真っ暗闇選挙’で行われるかに見えたソウル市教育長選挙に対する関心が終盤で急に熱くなっている。 コ・スンドク候補の娘が31日、自身のフェイスブックに「お父さんには教育長の資格がない」という文を載せたことが決定的契機になった。 事実上、認知度の勝負で進行されてきたソウル市教育長選挙候補の支持率にも少なからぬ変化があるものと予想される。

 コ・スンドク候補は高い認知度を武器に予備候補の時から終始支持率1位を走ってきた。 司法試験・外交官試験・行政高等試験の‘高等試験3冠王’タイトルに、芸能番組出演で顔を知らせてきたおかげだ。 コ候補は去る20~21日<中央日報>世論調査で25.6%を得て、ムン・ヨンニン(16.4%),イ・サンミョン(9.0%),チョ・ヒヨン(6.6%)候補を軽く締め出した。

 だが、世論調査結果が公表禁止になる直前の調査では‘コ・スンドクの牙城’が少しずつ揺れる兆しが現れた。 28日<文化放送>(MBC)と<SBS>による世論調査の結果、コ候補は26.1%、ムン候補は23.5%、チョ候補は14.9%と現れた。 27~28日<朝鮮日報>世論調査ではコ候補(28.9%)に続き、チョ候補(17.4%)がムン候補(16.7%)を上回る結果が出た。 保守指向の有権者の支持がムン候補側に分かれ、単一化で始めたチョ候補の支持率が一週間で10%台の中盤まで上昇したことが目につく。

 このような流れにコ候補の娘キャンディ・コ(韓国名 コ・フィギョン・27)氏が父親に向けて直撃弾を飛ばすフェイスブックの文が公開され、教育長選挙終盤の最大変数に浮上した。 実際、コ氏の文が知れ渡った後、ネイバーのリアルタイム検索語1~5位がソウル市教育監関連単語であるほどに熱いイシューになった。 特に教育監が‘幼・初・中等教育’に責任を負う席であるだけに、‘父親として子供の教育に忠実だったか’が有権者の心に相当部分影響を与えざるを得ない。

 一部の専門家たちは今回の事件でコ候補の認知度バブルが消えて、ムン候補側に保守結集現象が加速化するかもしれないと展望している。 世論調査専門機関リサーチプラスのイム・サンリョル代表は「教育長選挙は保守的でイシューには大きな影響を受けないが、コ候補票が同じ保守指向のムン候補側に多く動きことはありうる」としつつも「今回の変数が社会関係網サービス(SNS)で大きな論議になっているので、核心有権者である30~40代の女性に影響を与えているという点で進歩候補に有利に作用することもありうる」と分析した。 チョン・ジョンユン記者 ggum@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/640148.html 韓国語原文入力:2014/06/01 22:26
訳J.S(1284字)

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