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ソ・ナムス教育部長官、‘朴大統領退陣宣言’教師たち 懲戒強行方針 表明

登録:2014-05-22 09:38 修正:2014-05-22 11:38
‘セウォル号惨事’国会対政府質問
チョン・ホンウォン総理が21日午前、セウォル号沈没事故と関連した緊急懸案質問のための国会本会議に出席して答えるのに先立ち、疲れたように肩をもんでいる。 後方にヒョン・オソク経済副総理、カン・ビョンギュ安全行政部長官、ソ・ナムス教育部長官、ファン・ギョアン法務部長官らが座っている。 イ・ジョンウ先任記者 woo@hani.co.kr

「政府としては現行法令違反行為を容認できない」
チョン・ホンウォン総理「朴大統領は午前10時頃に事故認知」
1時間過ぎてやっと…初動対処不良論議 高まる公算

 チョン・ホンウォン国務総理は21日、セウォル号惨事に関する国会懸案質問で、朴槿恵(パク・クネ)大統領が事故を最初に知った時点が「午前10時前後」と明らかにした。 朴大統領がセウォル号が沈没し始めて1時間が過ぎてやっと事故発生事実を知ったということで、政府の初動対処不良論議がより一層高まる展望だ。

 チョン総理は「大統領がこの事件を初めて認知したのは正確に何時か」というキム・グァンジン新政治民主連合議員の質問に「(午前) 10時前後ではないか、そんな風に承知している」と答えた。 先月16日、セウォル号沈没が始まった時刻は午前8時48分、セウォル号に乗っていた安山檀園高の生徒が119に申告した時点は8時52分だった。 安全行政部が大統領府に携帯メールで事故を知らせた時刻も午前9時31分と知られている。 チョン総理の話によれば、朴大統領はセウォル号事故が発生して1時間10余分後に事故を初めて認知したわけだ。 ミン・ギョンウク大統領府報道官は事故当日のブリーフィングを通じて「キム・ジャンス国家安保室長から即刻報告を受けた朴大統領が、救助に最善を尽くせと指示した」と明らかにした経緯がある。

 チョン総理はまた、大統領府の<韓国放送>(KBS)報道介入疑惑についても「協力要請をしたことであって、言論統制ではない」と話した。 チェ・ミンヒ新政治連合議員が「大統領府が報道局長では駄目なので直接社長に電話をして携帯メールを送った。 さらには(大統領府が)人事介入をした」と質問すると、チョン総理は「広報首席が(韓国放送に)話したことは、私の知る限りでは‘今(セウォル号)事態が重篤なので捜索に専念できるようそちらをちょっと支援して士気を高めてほしい’という、そのような意で要請したと承知している」と答えた。 彼は「言論統制とは話にならない。 正確に報道してほしいと協力要請をしたと理解している」と話した。 チョン総理の答弁と関連して大統領府関係者は「イ・ジョンヒョン広報首席が韓国放送の他に普段から懇意にしている言論人に一括的に送ったグループ携帯メールを言っているようだ」と話した。

 一方、ソ・ナムス教育部長官はこの席で、セウォル号惨事に対する責任を問い朴槿恵大統領退陣運動を宣言した教師たちに対する懲戒を推進していることについて「現行法令で禁じていることをした時、それを黙認したり容認することは政府としては極めて困難だ」として、強行する方針を明らかにした。 ソ長官は「懲戒以外に別のことを考えられないのは哲学の貧困」という新政治民主連合ト・ジョンファン議員の批判に「彼らが怒るのは十分に理解し、胸に深く受け入れる」ということを前提にこのように答えた。 ソ長官は「教育界と政府が力を合わせて(このような事態が)再発しないよう力を集めなければならない状況で、ちょっと行き過ぎた政治的集団行為として現れた点に対しては非常に遺憾と考える」と話した。

イ・スンジュン、ソ・ボミ記者 gamja@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/638353.html 韓国語原文入力:2014/05/21 22:02
訳J.S(1655字)

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