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[旅客船沈没 大惨事]‘怒り爆発’失踪者家族、イ・ジュヨン長官を取り囲み座り込み

登録:2014-04-24 22:08 修正:2014-04-24 22:24
‘小潮期’が終わる24日に遺体収拾が13体に終わるや
"民間潜水要員を投じて総力捜索に出ろ" と要求
旅客船‘セウォル号’沈没事故から9日目の24日午後、全南(チョンナム)珍島郡(チンドグン)ペンモク港で失踪者の家族たちがイ・ジュヨン海洋水産部長官に強く抗議している。 珍島/キム・ポンギュ先任記者 bong9@hani.co.kr

 ‘孟骨(メンゴル)水道’という名前の通り、潮流が強い全南(チョンナム)珍道(チンド)の近海が、それでも比較的穏やかになる‘小潮期’は24日で終わった。 この日、セウォル号の船体の大部分が海底に着いたことを示す超音波写真も公開された。 緩慢に過ぎる捜索作業を見守って来た失踪者家族の忍耐は結局怒りに変わった。

 民・官・軍の合同救助チームは24日、セウォル号の3階と4階船首と船尾にある‘多人室’を中心に集中的な捜索作業を始めた。しかし最近は一日に20~30余体ずつ収拾されていた遺体は、この日午後8時までに13体の収拾に終わった。

 汎政府事故対策本部は、海上警察と海軍、民間専門救難業者、消防潜水要員など80人余の潜水要員が捜索現場に投入されたと明らかにした。 コ・ミョンソク対策本部スポークスマンは「水面に向けて横になっているセウォル号右舷側の捜索は完了し、中央客室を捜索している。 客室と客室の間にベッドなどの障害物が多く、捜索に困難を来している」と捜索状況を伝えた。

 失踪者家族40人余りはこの日昼、珍道郡庁に設けられた対策本部を訪ねて、イ・ジュヨン海洋水産部長官に「積極的な捜索」を要求した。 しかし、晴れた天気にも関わらず潜水要員の投入が少ないと判断した家族たちは、珍島ペンモク港に集まり、この日午後5時30分頃にペンモク港を訪れたイ長官とキム・ソクキュン海洋警察庁長官を取り囲み‘連座座り込み’に突入した。 失踪者家族に腕章を嵌められたイ長官は、家族たちと共に地面に座って、罵りと共に激しい抗議を聞いた。家族たちは民間潜水要員を投じて総力捜索に乗り出せと要求した。

 この日、対策本部はブリーフィングで民間潜水要員の捜索作業参加を制限したという論議に対して立場を明らかにした。 対策本部は「ボランティアのために訪ねてきた民間潜水要員は34団体343人だった。 これらの内16人が実際に捜索作業に投入された」と説明した後「切迫した作業現実を考慮して、やむをえずボランティアメンバーの参加を制限せざるを得なかった。 このような決定には捜索作業に立ち会う失踪者家族の要請も反映された」と説明した。

 対策本部はまた、カニ形の多関節海底ロボット(クラブスター)が撮ってきた海底超音波写真をこの日公開した。 クラブスターを開発した海洋水産部傘下の船舶海洋プラント研究所チェ・ヒョクチン責任研究員は「船体の大部分が海底に着いていると推定する」と話した。

 小潮期が終わり捜索作業はさらに難しくなったが、これという対策は出てきていない。 合同救助チームに文化財庁所属の海底発掘団潜水要員までが合流したという言論報道があったが、対策本部は「海底発掘団に関しては公式に発表したことがない」と話した。

珍島/チェ・ウリ記者 ecowoori@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/634485.html 韓国語原文入力:2014/04/24 21:13
訳J.S(1486字)

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