"セウォル号2階貨物室隔室進入に成功"
エアーホースで空気注入作業 進行
全南(チョンナム)珍道(チンド)海域に沈没したセウォル号救助作業を始める海上警察などの救助隊が18日、事故後初めて船内進入に成功した。 しかしジリジリしながら待つ生存者確認の情報はこの日午後まで聞こえてこなかった。
西海(ソヘ)地方海洋警察庁はこの日午後3時38分頃、潜水要員がセウォル号2階の貨物室隔室進入に成功したと明らかにした。 潜水要員らは船体に閉じ込められた人々の生存可能性を高めるために、エアーホースで空気を注入する作業を進めた。 沈没事故から53余時間ぶりだ。 海上警察と海軍救助隊は、これまで20回余にかけて船体進入を試みたが、高い波と強い潮流、悪い視界のために成功できずにいた。
救助隊はこれに先立って停潮時間帯である午前10時20分と午後3時頃に本格的な救助作業に出た。 午前10時50分頃には船体内への空気注入に成功し、11時頃には潜水要員を船体内部に導く誘導ロープを船体内部の食堂に設置することに成功した。 このような便りが知らされると珍島室内体育館に集まっていた失踪者家族たちは拍手して歓呼した。
しかし救助隊はこの日夕方まで本格的な船体内失踪者探索と救助には出られずにいる。
救助隊はまず船内に空気を注入し、失踪者の生存可能性を高めることに注力している。 本格的な失踪者捜索は潜水要員が利用する誘導ロープ設置などの準備作業が終わってからなされるものと見られる。 海上警察は船体捜索のための潜水要員の船内進入の試みを事故海域水面2ヶ所で進めてきたが3カ所以上に増やした。
珍島/パク・キヨン記者 xeno@hani.co.kr