16日午後、全国各地で大気中の微細粉塵(PM10)濃度が環境部の微細粉塵予報等級上‘悪い’水準(24時間平均121μg/立方m以上)を上回る高濃度を示した。 特にソウルと水原(スウォン)では‘非常に悪い’(24時間平均201μg/立方m以上)等級まで上がり、市民が野外活動に不便を被った。 ‘非常に悪い’等級は、健康に悪影響を与えることがあり、室外活動を自制するよう勧告する水準だ。
環境気象統合予報室は今回の高濃度微細粉塵現象が全国多くの地方で17日午前中には消え‘普通’(31~80μg/立方m)水準に回復するが、首都圏・江原圏では17日昼まで‘若干悪い’以上の濃度を示すだろうと予報した。
気象庁のリアルタイム黄砂測定資料を見れば、この日午前からジワジワと上昇し始めたソウルの大気中微細粉塵濃度は、午前11時から正午の間に平均207μg/立方mを記録して、「非常に悪い」水準に到達し、午後3時まで4時間連続でその水準を維持した。 水原では午前10~11時に時間平均204μg/立方mを記録した後、午後1時まで3時間にわたり「非常に悪い」状態に留まった。
他地域の午後3~4時の時間平均濃度を見れば、春川(チュンチョン)(179μg/立方m)・寧越(ヨンウォル)(174μg/立方m)・江華(カンファ)(157μg/立方m)・天安(チョナン)(142μg/立方m)等が24時間平均濃度基準で‘悪い’水準を記録し、蔚山(ウルサン)(119μg/立方m)・安東(アンドン)(101μg/立方m)・大邱(テグ)(100μg/立方m)・晉州(チンジュ)(97μg/立方m)等が‘若干悪い’(81~120μg/立方m)水準を示した。 光州(クァンジュ)、全州(チョンジュ)、群山(クンサン)、束草(ソクチョ)、蔚珍(ウルチン)、大関嶺(テグァルリョン)などは80μg/立方mを下回る‘普通’水準を記録した。
今回現れた高濃度微細粉塵は、国内発生源による微細粉塵が大気中に蓄積された状態で、15日夜から西風に乗って流入した国外微細粉塵の影響が加わって発生したとのことが環境部国立環境科学院の分析だ。
キム・ジョンス先任記者 jsk21@hani.co.kr