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ユ・ジョンボク前安全行政部長官

　セヌリ党仁川市長予備候補のユ・ジョンボク前行政安全部長官が、自身の側近を国民生活体育会事務総長の席に座らせるために文化体育部長官に請託電話をした事実が明らかになった。

　ユ・ジンリョン文体部長官は11日、国会で開かれた文教体育省懸案報告でユ候補から人事請託を受けた事実を認めた。 ユ長官はこの日 「空席となっている国民生活体育会事務総長人事と関連して、ユ・ジョンボク前長官から請託電話を受けた事実があるか」というパク・ホングン新政治民主連合議員の質問に「(ユ・ジョンボク前長官から)電話を受けた」と明らかにした。 彼は続けて「その(人事の)話は聞いたが、同意はしていない」と答えた。

　パク議員は「国民生活体育会の直前会長であるユ候補が、去る3月に現会長であるソ・サンギ議員と協議して空席となっている事務総長の席に自身の側近であるチ・某スポーツ安全財団事務総長を内定し、理事会開催を文教体育省に通知した」と話した。 パク議員は更に「文教体育省が‘組織私有化で責任を問われ半年も経っていない人物を傘下機関の役員に任命することは不適切だ’と言い、理事会の開催中断を要求するなど反発して去る4日に開催しようとしていた理事会は失敗に終わった」と話した。

　ユ候補が国民生活体育会事務総長に任命しようとした人物は、国民生活体育会所属スポーツ安全財団事務総長として在職し、放漫運営で国会と文教体育省から監査要求と機関警告、注意措置を受けたという。 また、最近では特定政党支持を禁じている国民生活体育会人事規定を無視して自身のフェイスブックにユ候補を支持する文を載せたと伝えられた。

仁川/キム・ヨンファン記者 ywkim＠hani.co.kr