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“私たちは試験を受ける機械じゃないじゃない”

原文入力:2008-12-23午後04:27:46
 [一斉試験拒否現場]生徒・父母など60人余り市教育庁前で会見
徳寿宮体験学習行進…警察ともみ合いも

ホ・ジェヒョン記者 キム・トソンPD

←23日一斉試験の受験を拒否した生徒たちがソウル市教育庁前に集まりプラカードを持っている。 (映像キャプチャー)

 

中学校1・2学年を対象に‘全国市道連合学力評価(一斉試験)’が23日全国で一斉に実施された。

去る10月に続き一斉試験を拒否する生徒たちと父母,市民団体会員など60人余りは午前10時ソウル市教育庁前で記者会見を行った。厳しい寒さの中で制服を着て参加した生徒たちは‘一斉試験反対’と書いたプラカードを掲げた。

シン・ジョンウ(中2)君は「すべての生徒を対象に同時に強制的に行う一斉試験は、生徒と父母を成績の奴隷にして無限競争に引き込む‘反教育的陰謀’だ。生徒と父母はそれに従う何の義務も責任もない」とする記者会見文をしっかり読んだ。会見文朗読が終わるや残りの生徒たちはスローガンを共に叫んだ。

「生徒,父母の一斉試験拒否権を保障しなさい!」「7人の教師たちに対する懲戒を直ちに撤回しなさい!」

[現場]一斉試験拒否120人余り “順位付けのための試験は嫌いです”

一斉試験を拒否してソウル市教育庁前に‘登校’したチョン・某(ソウル S中学校2学年)さんは「私たちは試験を受ける機械ではない」として「青少年も十分に思考能力がある。単純に勉強したくなくて一斉試験を拒否するのではない」と話した。記者会見に共に参加したT中学校3学年イ・某君は「試験は必要だが順位付けのための試験は嫌いです」として「私の成績は中位圏だけど順位が決められる度に屈辱を感じる。中位圏に満足して過ごしてはいけないのか」と反問することもした。コヤンP中学校で上位圏に属するアン・某(2学年)さんは「ただ熱心に勉強したいだけであって、私がどの位置に列んでいるかを望みはしない」として体験学習を選択した理由を説明した。

体験学習を選択した生徒たちの中で担任教師を心配する生徒たちもいた。

体験学習を許可したために最近重い懲戒にあった7人の教師を意識してのことだ。ハ・某(ソウルP中学校1学年)君は「担任先生に体験学習に行くといったところ激励して下さったが、ひょっとして懲戒にあわないだろうか心配だ」として「愛する先生を失うことは起きないように望む」と話した。K中学校2学年チン・某君は「体験学習に行くと言ったら教頭先生が呼ばれて『今度(の機会に)行け』と仰った」として「教頭先生の立場も理解する」と明らかにした。

←23日鍾路区,ソウル市教育庁の前で一斉試験に反対する生徒たちが主催側が準備した大きい球に一斉試験に反対する文を書き込んでいる。 (聯合ニュース)

 

記者会見が終わると生徒たちは‘一斉試験反対球転がし’パフォーマンスを行った。学生たちは非常に大きく真っ赤な球に各自の願いを思い思いに書き入れた。

“私たちには競争教育を拒否する権利がある”
“順位付けは子供たち自信を低下させるだけ”

午前11時、生徒たちは‘徳寿宮体験学習’現場に向かって行進を始めた。中間に警察30人余りが行進を阻んでプラカードと横断幕を奪いもみ合いが起きたりもした。生徒たちと父母は強く抗議した。行事進行を引き受けたナヨン文化連帯文化教育センターチーム長は「青少年らが直接行動していて警察が過敏なようだ」として「青少年たちにも行進する権利がある」と明らかにした。

←パフォーマンスを終えた生徒たちが徳寿宮前を行進するや警察がこれを阻止して摩擦を醸し出した。生徒たちの垂れ幕とプラカードを奪っている警察. (映像キャプチャー)

この日一斉試験を拒否して体験学習を選択した生徒たちは110人余り、生徒たちは午後1時から‘平等教育実現のための全国父兄会’の引率で徳寿宮見学を始めた。

今日の体験学習の主題は‘徳寿宮なのか慶運宮なのか’,‘私たちの伝統建築の格区分方法’等だ。体験学習担当教師となったファン・ビョンウ文化連帯文化遺産委員長は、生徒たちに徳寿宮内建築物の構造と歴史に対して一つ一つ解説していった。キム・某(ソウル C中学校1学年)君は「徳寿宮が本来の規模の10分の1しか残っていないことを今日初めて知った」として「教育庁は一斉試験より体験学習をもっと推奨しなければならないみたい」と話した。一部生徒たちはメモをとったりしていた。

続いて徳寿宮美術館で開かれている‘韓国近代美術展’を観覧してイ・ジュンソブ,コ・ヒドンなど近代画家らの作品を鑑賞した。

午後3時頃、徳寿宮体験学習は終わった。この他にも青少年団体‘無限競争教育,一斉試験に反対する青少年の会Say-no’は貞洞培材学術支援センターで登校拒否パフォーマンスおよび人権教育を行った。

一方、ソウル市教育庁前では‘一斉試験進行に反対し教師7人の懲戒撤回’を促すソウル地域教師たちの記者会見が開かれた。黒い服を着て参加した50人余りの教師たちは「非人間的教育に明け暮れる教育官僚が罷免されなければならない」と語った。彼らは記者会見の後、市教育庁に教師7人の懲戒が不当だという民願書を提出しようとしたが警察の制止で失敗に終わった。

午後4時からはソウル,鍾路,普信閣前で‘一斉試験反対ろうそく集会’が開かれる。

ホ・ジェヒョン記者 catalunia@hani.co.kr 映像キム・トソンPD kdspd@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/329269.html

原文: 訳J.S