ペクリョン島と坡州(パジュ)に墜落しているのが発見された小型無人機の写真が公開され、国内外から‘粗悪な水準’という評価が出ている。
米国<NBC>放送は2日(現地時間)‘北朝鮮のものと推定される無人機は、模型飛行機または骨董品’という記事で、専門家たちを引用して "ペクリョン島で発見された(無人機の)残骸を見れば、カメラがついた模型飛行機水準を出ないと見られる" と報道した。 放送はまた、北朝鮮が昨年3月に地対空ミサイル訓練の際に標的用無人機を飛ばしたことがあり、平壌(ピョンヤン)の閲兵式でもトラックに積載された無人機を披露したことがあると伝えた。 米国防総省はこれまでに公開された北朝鮮の無人機機種が1980年代にアメリカで生産した標的機であると見ているという。 しかし、これは1990年から空軍博物館に展示されているほどに古い技術だが、シリア等を通じて北朝鮮に伝えられたという観測が出ていると同放送は報道した。
無人機を活用した航空撮影の専門家であるオ・スンファン慶星(キョンソン)大教授(写真学)は 「写真を見れば、国内のRCファンが一般的に使う形ではない。 ファンたちはプロペラがいくつもついた‘マリチコプター’型と旋回するカメラを好むが、形が違う」と話した。 しかし彼は「北朝鮮が軍事用に飛ばした見るにはあまりに粗雑な水準だ。(RCファンが)中国で部品を直接購入するケースも多いが、胴体と艤装、カメラなど全てに余裕をもって見積もっても500万ウォン程度あれば(墜落した小型無人機と)同じ機種も作れそうだ」と話した。
オ教授は2年前から関連装備価格が安くなりファンの数が増え、無人機を活用した写真および映像撮影が報道・ドキュメンタリー・芸能など多様な分野で活用されていると伝えた。 報道分野では‘ドローン(drone 無人機)ジャーナリズム’という用語が出てくるほど広く普及しており、無人機はもはや軍事分野だけで独占的に使われるものではないと説明した。
キム・ウェヒョン記者 oscar@hani.co.kr