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二大労総 声を一つに叫ぶ「偽の正常化 止まれ!」

登録:2014-03-24 23:28 修正:2014-03-25 06:59
ソウル広場に2万人余集まり“公共労働者決起大会”
ストライキ闘争に突入した民主労総が28日午後、ソウル広場で大規模な決起大会を行なっている。ニュース1

 政府による公共部門“非正常の正常化”反対で、韓国労総と民主労総が手を握った。

 二大労総の公共部門労働組合共同対策委員会と公共部門独立労組の組合員2万人余(警察推算9千人)は22日、ソウル中区(チュング)のソウル広場で「朴槿恵式 偽の正常化粉砕 公共労働者決起大会」を開き、「政府の偽の正常化に振り回されずに、自ら国民のための改革の先頭に立つ」意志を明らかにした。そして「朴大統領は去る2月「経済革新3ヵ年計画」を発表して、公共機関への競争導入と民間への開放など“公共機関の民営化”推進は露骨に明らかにしながらも、政府が責任を負うべき公共機関の負債解消策と天下り防止については口をつぐんでいる」と語気を強めた。

 シン・スンチョル民主労総委員長は「政府は自らの政策の誤りを覆い隠すために、公共部門の労働者を敵と規定して一方的に攻撃している。国家政策を正し、国民の生活を向上させるこの闘争に、2大労総の公共労働者が一致団結し、勝利に導いていこう」と述べた。キム・ドンマン韓国労総委員長は「春はきたが、公共労働者たちには依然として厳しい寒さが迫っている。反労働・無疎通・無労働政策の政府に対し、公共機関の正常化が本当に正常なのか、話してみたい」として、ヒョン・オソク副総理(企画財政部長官兼経済副総理)に“徹底討論”を提案した。

 二大労総所属の公共部門5つの産別労組委員長は、組合員に「天下り人事、構造調整、民営化に抵抗し、公共性を死守せよ」「二大労総共闘委の旗の下に団結し、共闘委の闘争指針を徹底して履行せよ」など5つの闘争命令を下した。

 大会では「悔しくてたまらない」という公共部門労働者の発言が続いた。韓国労総傘下の韓国水資源公社労組のイ・ヨンウ委員長は「前政権の間中、ずっと4大河川事業をやった。この期間に26人の組合員がうつ病にかかり、国民からはさんざん非難されながら4大河川工事をやったけれども、結局、不健全公企業に転落しただけだった」と述べた。韓国労総傘下の韓国土地住宅公社労組のチョ・ソングン委員長は「公共機関全体の490兆ウォンの負債のうち、我々の会社の負債が140兆ウォンだ。真夏にエアコン消せと言われれば消し、賃貸住宅を建てろと言われれば建てた。その後に戻ってきたのは負債爆弾だったが、政府は経営が放漫だと言ってむしろ労働者に犠牲を要求している」と述べた。韓国労総傘下の技術保証基金労組のハン・チャンギュ委員長も「政権が変わる度に口癖のように合理化・正常化を唱え、絞って絞ってもう乾いた雑巾になってしまった。我々が何の罪人か」と叫んだ。

 集会に参加した公共部門労働者たちは「止まれ!! 偽の正常化」と書かれたプラカードを振りながら「天下り人事・民営化陰謀・正常化対策を粉砕しよう」などのスローガンを叫んだ。そして「偽の正常化」「天下り人事」「民営化」と書かれた箱をハンマーで壊すなど、政府の政策に反対する意思を表明するパフォーマンスを行ないもした。

イ・ジェウク記者 uk@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/629374.html 韓国語原文入力:2014/03/23 15:02
訳A.K(1470字)

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