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警察学校教授 “ろうそくデモ,3・1運動のような弱者の抵抗”

原文入力:2008-12-23午前09:11:11
“ロウソクのあかり以上の波及力を持つものが出て来るかも
政府・警察は開かれた姿勢で社会現象を見渡さなければ”

ソク・ジンファン記者

政府・与党が集示法改正などで‘第2のロウソクのあかり’を封じ込めようとありったけの力をふりしぼっているなかで、警察内部から「今後、2008年ろうそくデモ以上の波及力を持つものが出てくるかもしれない」という展望が出てきた。

クォン・ヨンチョル中央警察学校情報保安学科教授は今月の初め、警察大学で出した<警察学研究>ジャーナルに書いた論文で「今回のロウソクのあかりは韓国社会で‘弱者’と見なされる多様なグループが主体化して出てきたという点が最も大きい特徴」と分析した。彼は続けて「青少年,女性,家族などに象徴される‘弱者’たちの自覚は今後韓国社会の大きい変動を予告するのに充分だし、これは3・1運動や4・19革命など韓国近現代史でも現れた現象」と診断した。この間、‘一部過激団体が主導した’という警察首脳部の‘ロウソクのあかり背後論’主張とは全く違う分析だ。

クォン教授はまた「進歩陣営も今回のロウソクのあかりで危機を自覚することになった」として「1987年以後距離をおいて懸案別に連帯してきた市民運動と民衆運動が共に行動する可能性が高く、こういう政治環境のために現政権と進歩陣営の物理的衝突を辞さない対立が持ち込まれるだろう」と見通した。彼は引き続き「社会変化をもたらす‘主体’や‘環境’が成熟しているだけに、政府と警察も客観的で開かれた姿勢で社会現象を眺める態度が要求される」と指摘した。

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/329220.html

一方、同ジャーナルに論文を載せたイム・スンテク警察大学教授部長(警武官)は最近与党が推進中の集示法改正と関連して「夜間集会を原則的に禁止する現行規定には多少問題があると見なされるので、これを補完できる関連規定改正が望ましい」として「暴力と無秩序の危険が大きくない夜間集会に対しては秩序維持のための合理的条件を付けてこれを許す方案を検討する必要がある」と主張した。また論議をかもしている‘覆面着用禁止’条項新設と関連して「覆面着用を規制するのは必要に思えるが、集会・デモで収集した罪証資料に対する管理と廃棄,活用手続きに対する詳細な規定整備がなければ覆面禁止の企図自体が説得力を持つのが難しい」と評価した。 ソク・ジンファン記者 soulfat@hani.co.kr
原文: 訳J.S