"安哲秀(アン・チョルス)という包装紙1枚の値段で第1巨大野党を売った"、"最悪の闇取り引き政治" 、"羊飼い政治家のアイコン" …
セヌリ党は2日、金・ハンギル民主党代表と安哲秀(アン・チョルス)新政治連合創党準備委中央運営委員長の新党創党を通じた野党圏統合宣言を‘野合’と規定し、批判を浴びせた。 主な党役員らは終日攻撃的な論評と乱暴な言辞で牽制球を飛ばし、当惑感を表わした。
ユン・サンヒョン院内首席副代表は記者懇談会を開いて「野党圏の新しい政治というものは初めからなかった。 国民をげん惑させ、政治的な取り引きをする上で有利なので新しい政治というキャッチフレーズ掲げただけ」とし 「結局今日のような空前絶後の最悪の闇取り引きがなされることになった」と話した。 彼は続けて「金・ハンギル民主党代表は安哲秀(アン・チョルス)という包装紙1枚の値段で第1巨大野党を売ってしまい、安哲秀委員長は大統領選挙候補一枚の値段で妊娠中の新党を放棄してしまった」として「安哲秀委員長は計算が早い政治工学のアイコン、羊飼い政治家のアイコンになってしまった」と批判した。
記者たちとの昼食懇談会で 「(セヌリ党は)平時モード」として毅然たる姿を見せていたパク・テチュル スポークスマンは、同じ事案に対して二度論評して攻勢を繰り広げた。 パク スポークスマンは一回目のブリーフィングで「第一野党である民主党が、野党圏組み合わせ作りのためになら民主党本来のいかなる価値も、自尊心も投げ打つ旧態政治の姿を再び再演している」と批判した。 彼は二回目のブリーフィングでも「金-安合意は急造された勢力と急造された会合で急造された合意を見せた‘三重急造’シナリオだ。 新しい政治がこのように軽薄なものなら、その末路は火を見るより明らか」とし批判強度を一層高めた。
政界では‘6・4地方選挙で野党圏が分裂するだろう’という期待が消えたことに対して、セヌリ党が当惑を表わしたという解釈も出ている。
野党圏の統合新党創党の動きに対抗して、セヌリ党でも大統領選挙公約である‘基礎選挙政党公認廃止’を実践しなければならないという要求も提起された。 非主流重鎮であるイ・ジェオ議員は、フェイスブックに「党の運営を軍事独裁時期の与党と一緒にしてはならない」として「大統領選挙公約のとおり、与党も無公薦宣言をしなければならない。 与党だけが公認を行うということは、大統領選挙公約を自ら破棄する行為」と主張した。 イ議員は「野党の統合新党に対抗して党憲にともなう正常な全党大会が開かれなければならない。 指導部の賢明な判断を望む」として‘5月全党大会’を促しもした。
大統領府はいかなる公式反応も出さずに沈黙した。 だが、内部的には新党創党が6・4地方選挙のみならず以後の政局に及ぼす影響に神経を尖らせた。 大統領府は特に金・ハンギル代表と安哲秀委員長が新党創党に合意し‘基礎選挙政党公認の廃止約束履行’と‘去る大統領選挙時の不法選挙介入など真相究明’を公言したことが、今後どんな波紋を呼び起こすのかを鋭意注視していると言う。
ソンチェ・ギョンファ、ソク・ジンファン記者 khsong@hani.co.kr