‘代表ブランド’色 消せと言うが
支持率・認知度 下落が悩み
ユン・ヨジュン新政推 議長
"安哲秀を殺しながら生かす必要"
新政推創党発起人 80人余 公開
‘安哲秀を殺しながら、同時に安哲秀を生かせ’
17日に創党発起人大会を控えている安哲秀(アン・チョルス)無所属議員と新政治新党(仮称)が最近このような矛盾に陥った。‘安哲秀’という風に乗って創党を宣言したが、新党が確固たる政治勢力として位置するためには‘安哲秀1人政党’というイメージを克服しなければならない。 だが、そのためには安哲秀という‘代表ブランド’の色を大きく抜けば、新党の支持率と認知度が下落するということが悩みだ。
安議員の創党準備機構である新政治推進委員会(新政推)のある関係者は「政策・政治綱領、党憲・党規を作り、一番悩むのは安哲秀私党化感を消すことだ。 意志決定構造も1人政党という認識を越える方案を作ることが重要だ」と話した。 彼は 「すでに既存政党が色々な実験をしており、新しい方案を作るのも容易ではない」と打ち明けた。 政界で新党を "安哲秀霊廟" "選挙用政党" と攻撃しているだけに、これを克服する妙手を探さなければならないが不如意だということだ。 安議員も私党化論議を意識して、この間新政推にユン・ヨジュン議長との共同委員長を前面に出して、自身は青年委員長を受け持ってきた。
問題は安哲秀という名前を‘2線に後退’させる場合、支持率下落という‘ジレンマ’に陥るということだ。 去る10日、韓国ギャラップの世論調査結果を見れば‘新政治新党’支持率は25%で、去る1月の‘安哲秀新党’で調査した時の31%に比べ6%低下した。 最近の別の世論調査でも‘安哲秀’という名前を抜く場合、支持率が下がる傾向が現れている。
新政推内外では党名について "‘安新党’が良いのではないか" という冗談が飽くことなく出てきたという。 安哲秀というブランド価値を簡単には放棄できないという悩みが反映された話だ。
このようなジレンマは、新党創党準備委員会の構成にもそのまま反映された。 創立準備委に中央運営委員会を設置し、安議員が委員長を務め、創党時の法的代表を務める展望だ。 だが、新政推共同委員長体制は最高執行機関として機能を維持し、ユン・ヨジュン議長が今後も議長を務めるものと見られる。安議員を前面に押し出しつつも、共同運営方式を置いたわけだ。
ユン議長は<ハンギョレ>との通話で 「安議員を殺しながら生かすという表現が当たっている」として「新党を創党しながら、特定の一人が中心ではないということを証明しなければならないのも重要な課題」と明らかにした。 彼はその方法に関して「競争力がある1~2人を迎え入れて、政党内部で(安議員との)善意の競争を通じて国民の評価を受け、力量を積み上げる過程が必要だ」として、人物招聘の必要性を強調した。 また 「既存政党の構造から抜け出し、民主的な組織を作らなければならず、すべての構成員が新しい価値を内面化する過程も必要だ」と付け加えた。
一方、新政推はイ・クンシク元行政自治部長官、イ・ボンジョ元統一部次官、チェ・スチャン元和順(ファスン)警察署長などの公職者、市民社会、文化界、中小商工人などを網羅した創党発起人80人余りの名簿をまず公開した。 安議員はこの日、釜山を1泊2日の日程で訪問し、嶺南(ヨンナム)地域の民心攻略を続けた。
イ・スンジュン記者 gamja@hani.co.kr