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中央選管委員 候補者ら、‘5・16クーデター’返答を回避

登録:2014-02-27 01:34 修正:2014-02-27 05:14
朴大統領が任命したキム・ジョンギ、チェ・ユンヒ
人事聴聞会で "返答は容易でない"
(左から)キム・ジョンギ、チェ・ユンヒ、キム・ヨンホ、イ・サンファン

 26日、国会安全行政委員会で開かれた中央選挙管理委員会委員候補者に対する人事聴聞会で‘5・16軍事クーデター’に対する候補者の不適切な返答が論難を起こした。

 朴槿恵(パク・クネ)大統領が指名したキム・ジョンギ候補者は、選挙で選出された政府を追い出した5・16クーデターの性格を尋ねるキム・ヒョン民主党議員の質問に対して 「歴史的事件は国民の判断に任せなければならない。 答えることは適切でない」と返答した。同じく検察出身で朴大統領が指名したチェ・ユンヒ候補者も「(5・16が)クーデターか否かに対しては見解が分かれている。 明確な返答をすることは容易でない」と答えた。 これに対してキム議員は 「5・16がクーデターだということは歴史教科書にも明示されている。大統領が任命したので返事が出来ないということか」と批判した。

 32億ウォン余の財産を申告したチェ候補者は、2011年に京畿道(キョンギド)楊坪(ヤンピョン)のモーテル敷地を買い入れたことと関連して、投機疑惑を提起した民主党チン・ソンミ議員に「夫と私は今後できるだけ弁護士をするまいと言っていた。 明日のことが分からなくて(土地を買った)…」と答えもした。 チェ候補者の夫はオ・ジョンドン ソウル高等検察庁訴訟業務部長だ。

 この日の国会人事聴聞特別委では国会議長が推薦したキム・ヨンホ、イ・サンファン中央選管委員候補者聴聞会が開かれた。野党推薦を受けたイ候補者は、去る大統領選挙と総選挙で民主党選挙企画団などに参加した政治履歴を巡って中央選管委員として必要な政治的中立性が俎上に上がった。 ハンナラ党(現セヌリ党)汝矣島(ヨイド)研究所理事職の経歴と野党の場外闘争を扇動政治と規定した言論コラムなどが問題になったキム・ヨンホ候補についても中立性・公正性論難が広がった。 大統領指名候補者は国会人事聴聞報告書の採択で任命されるが、国会推薦候補者は27日の国会本会議表決を経なければならない。

キム・ナムイル記者 namfic@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/626025.html 韓国語原文入力:2014/02/26 22:49
訳J.S(1060字)

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