政府は日本が‘竹島(独島の日本式名称)の日’記念式に中央政府の次官級要人を出席させたことに対して日本大使館公使を呼び抗議した。
イ・サンドク外交部東北アジア局長は23日、道上尚史 駐韓日本大使館総括公使を外交部庁舎に招致して "日本政府が独島領有権主張に同調することは歴史わい曲" と明らかにして、このような内容が込められた口述書(外交文書)を伝達した。 前日、チョ・テヨン外交部スポークスマン名義の声明で "挑発" と規定した政府が、その翌日に再び日本の外交官を呼び公式抗議したわけだ。 これは最近、菅義偉 官房長官が慰安婦強制動員を認めた‘河野談話’の検証を検討する意向を明らかにするなど、日本の歴史わい曲がますます激しくなっているという判断に従ったものだ。
イ・サンドク局長は道上総括公使に 「独島は韓国の固有領土であり、日本帝国主義の韓半島侵奪時の最初の犠牲物だった」として「日本が独島挑発をすればするほど韓-日関係はさらに深い溝に陥り、そのすべての責任は日本政府にある」と警告したと言う。 イ局長はまた菅長官の発言に対して「日本政府が国際社会の批判に耳をふさいで歴史の真実を否定している」と批判した。 これに対し道上総括公使は「安倍総理は歴代政府の過去史認識を継承すると明らかにした」として、韓国の主張は誤解だと説明したと伝えられた。
政府はこの日、独島が韓国の領土であることを知らせる英文版‘独島動画’を外交部ホームページとユーチューブに公開した。 また、フランス アングレーム国際漫画祭で注目された慰安婦アニメーション<少女の話>を外交部ホームページで見られるようリンクを貼った。 政府は来月5日ジュネーブで開かれる第25次国連人権理事会でも慰安婦など過去の問題を提起する方針だ。
一方、22日竹島の日記念行事が開かれた松江市県民会館周辺では、日本の右翼団体らと韓国市民団体のデモが繰り広げられた。 日本警察はこれらの衝突を防ぐため行事会場周辺の道路にバリケードをはって、両側の街頭宣伝車の接近を防いだ。 行事で亀岡偉民 内閣府政務官は溝口善兵衛 島根県知事と挨拶を交わして 「独島は日本の領土」と話し参加者らの拍手を受けたと<産経新聞>が伝えた。
パク・ビョンス先任記者、東京/キル・ユンヒョン特派員 suh@hani.co.kr