原文入力:2008-12-23午前09:34:17
トング女商,校長・教頭含む教務委員会で‘ 社会的論議’理由
チェ・ヒョンジュン記者
国防部がいわゆる‘不穏図書目録’を指定して物議をかもしたのに続き、ある高校では大衆的歴史書物を‘社会的論議になる本’という理由で図書購入目録から除外した事実が明らかになった。
22日ソウル,城北洞,トング女商教師と学校側の話を総合すれば、この学校は先月末、教育庁支援予算300万ウォンで教師たちの申請を受けて計110余種200余冊の図書を買うことにしたが、国語・歴史教師たちが申請した<親日派99人>(全3冊),<韓国現代史散歩>(全18冊),<韓国近代史散歩>(全10冊)等3種を除いた。この学校はこれまで生徒と教師たちが申請した本は予算が許す限り大部分を買ったが、今回は校長・教頭が含まれた教務委員会が審議を行い、これらの図書を除くことに決めた。<親日派…>は‘親日派に対する社会的論議が終わっていない’という理由で、<…散歩>は‘歴史学者でない言論学者が書いた歴史書物’という理由であった。この学校のイ・ウォンピョ校長は「(購入対象から除外した本を)読んでみてはいないが、政治・社会的に論議になる本であり適切でないと考える」と話した。
この学校の教師たちはこれに抗議して、去る19~20日学校前で1人示威を行い、この日午前には抗議集会を開いた。この学校のある教師は「<親日派…>は出版されて15年を越えているし<…散歩>は大衆歴史書物として広く認められた本であり、すべて国内大型書店で簡単に求めることができる教養書」と話した。教師たちは問題の図書にこの学校の共同設立者で理事長(1957~61年)を務めたキム・ファルラン氏が親日人物として規定されているために、学校側が購入対象から除外したのではないかとの疑いを持っている。これに対してイ・ウォンピョ校長は「一部教師たちがキム・ファルラン博士が理事長を務めた事実と関連させて学校を騒々しくさせようとしているのでは」と話した。
<親日派…>は1993年カン・マンキル,ソ・チュンソク教授など歴史学者45人が参加して親日人物99人の行跡を記録した本で出版当時<月刊 チェク(本)>によって今年の本に選ばれたし、<…散歩>はカン・ジュンマン全北大教授(言論学)が旧韓末から日帝強制支配期までの近代史を整理した本だ。 チェ・ヒョンジュン記者 haojune@hani.co.kr