原文入力:2008-12-23午前09:33:39
“建国功労は政府樹立参加人物に割当”…憲法に背馳
ニューライト団体に委託…民主主義母胎は‘米軍政期’
キム・ソヨン記者
文化体育観光部が憲法前文にも規定されている大韓民国臨時政府の正統性を無視し我が国民主主義の母胎を‘米軍政期’と表現した本を作り全国中高等学校などに3万部を配布したことが明らかになった。この本は政府の‘建国60年記念事業’の一つとして作られた。
22日文化部と一線学校教師たちの話を総合すると、文化部は‘建国60年’を迎えてニューライト団体の‘教科書フォーラム’所属教授らに委託し作った200ページの<建国60年偉大な国民-新しい夢>という本を去る10月末、全国の中高等学校・大学・軍部隊・政府機関などに配布した。この本は‘教科書フォーラム’の共同代表パク・ヒョジョン ソウル大教授をはじめとして運営委員であるカン・キュヒョン(明智大)・キム・ヨンホ(誠信女子大)・キム・イルヨン(成均館大)・チョン・サンイン(ソウル大)教授などが執筆した。
1940年代から2000年代までの歴史を扱った教科書形態のこの本で著者たちは1948年8月15日を大韓民国の建国日とみるべきだという点を強調し「臨時政府は国際的承認に土台を置いた独立国家を代表したものではなかった。現実空間で大韓民国を建国した功労は1948年8月政府樹立に参加した人物らに割り当てられることが当然だ」と書いた。この間ニューライト団体らが李承晩前大統領を‘建国の父’と褒め称えたことと脈を同じにする。
だがこれは‘大韓民国は3・1運動で建立された大韓民国臨時政府の法統(法的正統性)を継承する’と明らかにしている憲法前文に背馳する。イ・ヨンジュン東国大教授(法学)は「憲法を見れば大韓民国の建国時点は臨時政府」として「もし1948年8月を建国の起点と定める場合、日帝強制支配期の独立闘争の歴史を全面否定することになる」と語った。
この本はまた米国政治制度導入などを根拠に「大韓民国民主主義の事実上の母胎は米軍政期(1945~48)であった」(114ページ)と記述している。ハン・ホング聖公会大教授(韓国現代史)は「国民の意思と無関係に米軍の命令に従わなければならなかった軍政が民主主義の母胎と表現するとは常識以下」と批判した。 キム・ソヨン記者 dandy@hani.co.kr