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朴大統領 「NSC傘下に事務局設置せよ」

登録:2013-12-17 09:48 修正:2014-09-05 19:29
首席秘書官会議で "北、挑発・突発事態 排除できない"
* NSC:国家安全保障会議
朴槿恵(パク・クネ)大統領

 朴槿恵(パク・クネ)大統領は16日、今後韓半島の状況変化に速かに対応できるよう憲法上の大統領諮問機関である国家安全保障会議(NSC)傘下に事務局を設置しろと指示した。 朴大統領はまた 「最近北韓で展開している一連の事態を見れば、今後北韓情勢がどんな方向に進むのか不透明だ。 無謀な挑発のような突発事態の可能性も排除できない状況」としながら、すべての公職者に非常勤務体制を維持することを注文したと大統領府が明らかにした。

 朴大統領は午前に首席秘書官会議、午後には外交安保長官会議を相次いで開き、‘チャン・ソンテク処刑’以後、韓半島を巡り発生しうる色々なシナリオと政府対応計画および周辺国との協力方案などを点検した後にこのように話した。

 イ・ジョンヒョン大統領府広報首席は、外交安保長官会議後のブリーフィングで「国家安全保障会議事務局新設は急変する韓半島の安保状況および周辺国の状況変化に能動的で効率的に対応し、国家安全保障会議の運営と国家安保室の機能を補強するためのもの」と説明した。 イ首席は、ただし「現在、外交安保分野のコントロールタワー格である国家安保室が存在するので、新設される事務局の詳細な機能と構成および今後の運営方式などは十分な検討を経て確定した後に別途発表する」と付け加えた。

 イ首席はこの会議で「朴大統領が‘現在の韓半島情勢と我が国の安保状況が非常に厳重だ。 政府がいかなる状況に対しても万全の対備態勢を備え、国民が安心して生業に従事できるようにしなければならない’という点を強調した」と明らかにした。 朴大統領はまた 「韓-米連合防衛態勢を強化するなど韓-米同盟次元の協力体制を緊密に維持して、合わせて関連国および国際社会とも情報共有と対北韓共助努力を持続してほしい」と注文したとイ首席が伝えた。 朴大統領が外交安保長官会議を直接主宰したことは政府スタート以後4回目だ。

 これに先立って朴大統領は午前、大統領府で開かれた首席秘書官会議でも‘チャン・ソンテク処刑’等を巡る韓半島情勢と関連して 「現状況の厳重さと予測不可能性を勘案する時、汎国家的な次元で民・官・軍が共に常時的に備えなければならない」と強調した。 朴大統領はまた「国家安保室を中心に関連動向を鋭意注視して、すべての状況に備えなければならない。 軍と警察は多様な類型の挑発などに備えて、特に西海5島をはじめ北韓と隣接した地域の監視など安保態勢を強化して治安維持にも万全を期さなければならない」として 「すべての公職者も当分の間、非常勤務体系を維持し、色々な状況に備えて後の粗相が無いようにすることを願う」と指示した。 これに伴い、大統領府と外交安保関連部署の主要機関勤務者には当分1時間以内に勤務地復帰が可能な地域に留まるようにする指針も伝えられたと伝えられた。

 朴大統領はこれと共に「北韓が我が国の内部分裂を試みて混乱を引き起こす憂慮についても、徹底して把握しなければならない。 このような対備状況であるだけに、国民が不安を感じず生業に従事できるよう政府は最善を尽くさなければならない」と注文した。

ソク・ジンファン記者 soulfat@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/615653.html 韓国語原文入力:2013/12/16 22:45
訳J.S(1496字)

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