19日午前、水原地裁刑事12部(裁判長 キム・ジョンウン)審理で開かれたイ・ソクキ議員らの内乱陰謀事件に対する5次公判で、検察側証人として出席した国立公園雪岳山(ソラクサン)将守台(チャンスデ)分所に勤める職員ユ・某氏が裁判所の質問に答えた。
"(裁判所)身分証を要求しても反発しませんでしたか" "(証人)見てくれと言いながら若干のもめごとはありました"
"(裁判所)取り締まったところは統制期間でなければ正常な探訪路ですか" "(証人)はい、そうです"
検察と国家情報院はイ議員らを内乱陰謀疑惑で拘束起訴しながら "いわゆるRO組織員が戦争状況に備えて、イ・ソクキ議員が経営していたCNPグループ内にRO総責であるイ・ソクキ議員の警護チームを運営してきたし、月1回の山岳訓練などを実施してきた" と明らかにしたことがある。 そして去る4月6日、雪岳山(ソラクサン)でCNPグループ職員20人余りの登山はこのような特殊警護チームの山岳訓練だというのが検察と国家情報院の主張であり、それを目撃した人物がユ氏ということだ。
検察はユ氏に目撃当時の状況説明を要求し、ユ氏は「山火事防止のための統制期間中に探訪センターにいたが、人々の足音がするので出ていってみると人々がいたので取り締まりをした。 20人ぐらいだったが、8人に過怠料を賦課した」と話した。 ユ氏は 「山岳会は統制期間中には来ない。 寒溪嶺(ハンゲリョン)に勤めていて一度に人々が多く降りて来たのは初めて見た」と話した。
ユ氏はまた「これらの人々から前日に将守台(チャンスデ)を出発してビバークした後にこちらに来たという話を聞いた」と話した。
検察は 「ビバークしたというが、装備のようなものはあったか」と尋ねると、ユ氏は 「リュックサックの表面につるされた個人用マットのみだった」と話した。
検察はユ氏に 「ROで20~30人余りの警護チームを設立し警護訓練を行ったので証人として呼んだ。 訓練を目撃したか」と再度尋ねた。ユ氏はしかし 「いいえ」と答えた。
苦しい質問と返答が続いて、裁判所が乗り出した。 「(裁判所)登山スティックとリュックサックの他に、何か変わったものはありませんでしたか?」 「(証人)いいえ。 別に変ったものは持っていませんでした。」 「(裁判所)外観上で他の登山客との差はありませんでしたか」 「(証人)ありませんでした。」 「(裁判所)取り締まりの時、逃げるようなことはありませんでしたか」 「(証人)ありませんでした。」一方、雪岳山(ソラクサン)国立公園側は無許可で入山統制に違反すれば1人当り10万ウォンの過怠料を賦課していると明らかにした。
水原/ホン・ヨンドク記者 ydhong@hani.co.kr