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「チョ・ヨンギ牧師、純福音教会の資金 数千億ウォン 引き出した」

登録:2013-11-14 20:26 修正:2014-09-05 20:23
教会長老30人余りが記者会見を開き、チョ牧師一家の不正を暴露
‘不倫関係’女性に口止め料として15億ウォンを与えた領収書も公開
チョ牧師側 "牧師様は金とはかかわりがない方…必要な対応をとる"
純福音教会チョ・ヨンギ牧師. ハンギョレ資料写真

 世界最大の教会である汝矣島(ヨイド)純福音教会内‘教会立て直し長老祈祷会’所属キム・テジン、キム・ソクキュン長老など30人余りは14日、ソウル鍾路(チョンノ)5街のキリスト教会館で記者会見を行い、チョ・ヨンギ元老牧師とその一家が数千億ウォン台の教会献金を私的に引き出したという疑惑を提起した。

 チョ・ヨンギ牧師が理事長であった純福音宣教会が、1992年から98年までCCMMビルを建築する過程で教会から1633億ウォンを借りたが、この内643億ウォンだけを返し、990億ウォンは返還しなかったと長老たちは主張した。 長老たちによれば、工事当時チョ牧師の長男チョ・ヒジュン氏が経営する(株)ネクストメディアコーポレーションと(株)ファシリティマネジメントコリアにそれぞれ工事代金285億ウォンと166億ウォンが支払われた。

 チョ牧師の三男チョ・スンジェ氏が運営するインターナショナルクラブマネジメントグループが純福音宣教会からCCMMビル3階建てを295億ウォンで買い取り、3年後に再び純福音宣教会に372億ウォンで再び売り、77億ウォンの差益を不当詐取したという主張も出てきた。

 この内容は一部長老たちの疑惑提起により教会内で構成された‘教会疑惑真相調査特別委員会’(共同委員長 キム・サンジュン長老)が昨年5月に調査後報告した内容だ。 長老たちはこの特別委報告書も同時に公開した。 現在チョ牧師が長男ヒジュン氏が所有していたアイサービスの株式25万株を適正価格より4倍近く高値で教会に売るよう指示し、教会に157億ウォン余りの損害を負わせた疑いで裁判を受けている事案もこの時に教会内特別委で調査されたことなどだ。

 これら長老たちはまた、チョ牧師と不倫関係を結んだ<パリの蝶々夫人>の著者チョン・某氏に今後一切口外しないことを前提にチョ牧師が15億ウォンを与えることにした覚書と6億ウォンを与えた領収書コピーなども公開した。 この内容も一部長老の問題提起により教会内倫理分科員会(委員長 シン・ギトク長老)が調査したものだ。

 チョ牧師が200億ウォンを退職金として受け取り、去る2004~2008年の5年間に年間120億,合計600億ウォンの特別布教費を受け取ったが使途が不明だという主張も提起された。

 チョ牧師の秘書室長格であるイ・ウォングン長老は 「チョ牧師様は金を誰に与えろとか与えるなと言うのを一度も見たことがない程に金とかかわりのない方」とし 「長老の主張を見た後にこちらでも対応する」と話した。 キム・ソンヘ総長の側近は「ペデスダ大学の問題は検察が捜査中なので検察で明らかになるだろうが、事実ではない疑惑提起水準なので一々反論する価値はない」と主張した。 教会広報室は「個人的な問題であり教会次元で話すことはない」と明らかにした。

 チョ牧師は現在長男の所有する株式25万株を適正価格より4倍近く高い価格で教会が買い入れるようにし、教会に157億ウォン余の損害を及ぼした疑いで裁判を受けている。

 記者会見に出たハ・サンオク前長老は「チョ牧師の改心有無を見て、検察追加告発の有無を決める」と明らかにした。

 一方、この日記者会見場にはチョ牧師の肩を持つ信徒たちが壇上に上がり 「なぜ教会のことを外で騒ぐのか」とか「なぜわれらの牧師様に恥をかかせるのか」として怒鳴り主催側と小競り合いを起こし会見が中断される騒動も起きた。

チョ・ヒョン宗教専門記者 cho@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/611155.html 韓国語原文入力:2013/11/14 18:23
訳J.S(1711字)

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