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オンライン ニュース 相次ぎ有料化 成否に注目

登録:2013-11-08 00:39 修正:2013-11-08 08:01
‘プレミアム朝鮮’価格 3千~5千ウォン 予想
毎日経済・韓国経済は経済情報を前面に掲げ試図
ポータルとの関係などが変数になる公算

 オンライン ニュース コンテンツの有料化が世界言論市場の流れになっている中で、<毎日経済>(9月)、<韓国経済>(10月)に続き<朝鮮日報>が4日から有料化を開始し、国内でも有料化の成功可否が注目されている。

 朝鮮日報インターネット サービス‘プレミアム朝鮮’は、新聞・雑誌などの内部執筆陣300人と外部専門家210人を動員して紙面に盛り込めなかった取材後日談や‘ストーリーのあるニュース’、コラム等を含んでいる。 特化したコンテンツで読者の財布を開かせる戦略だ。 そのためにプレミアムニュース部も新設した。 11月一ヶ月間は朝鮮日報サイト会員たちに無料でサービスした後、12月から有料化に着手する予定だ。 朝鮮日報は市場の反応を見極めながら多角的に検討した後に価格を決めると明らかにしたが、購読料は月3000~5000ウォン程度になるものと見られる。 既存の新聞読者には無料だ。

 朝鮮日報に先立って有料化を試みた経済紙は、企業向けを狙った経済情報を前面に出している。 <毎日経済>は9月からインターネット<毎経e新聞>で‘ビハインド ストーリー’、‘スペシャルリポート’、‘ワンモア ニュース’等と‘Ray THE M’という企業投資情報、企業年報に焦点を合わせている。 <韓国経済>も先月11日‘プレミアム’記事などをインターネットでサービスする<韓経プラス>をリリースした。 12月から本格的に有料化に乗り出す予定だ。 この二つの経済新聞は月間購読料を1万5000ウォン、紙新聞と共に購読する時は2万ウォンと策定している。 キム・グァンヒョン韓経プラス部長は「私たちはNスクリーン戦略だ。 紙新聞のコンテンツをモバイルとPCなど色々なデバイスを通じて見せようとしている」と明らかにした。 <ネイル(明日)新聞>は18日から本格的に有料化に突入する。 この日からポータルサイトへの記事提供を中断する方針だ。 同新聞は月間購読(1万ウォン)だけでなく件別(一般記事 1件500ウォン、企画記事 1件1000ウォン)にも価格を策定した。

 有料化の先頭に立った新聞らは‘プレミアム ニュース’を強調して、精魂込めた‘高品格コンテンツ’で勝負する戦略を標ぼうしている。 だが、成功可否は予断しにくい状況だ。 ‘ニュースは無料’というネチズンの認識を破る強力なコンテンツを持続的に提供できるかがカギで、無料ニュースを大量サービスするポータルも乗り越えなければならない山だ。 ネイル新聞はポータルへの記事供給を中断することにしたが、朝鮮日報などはポータルにはプレミアム ニュースを提供しないこと以外には変化がない。

 イ・ミンギュ中央(チュンアン)大教授(新聞放送学)は 「新聞の売上がますます減っているのでオンラインの有料化は避けられない。 喜んで金を出しても読みたいほどに 事実に忠実な深層記事とデータに基づいたコンテンツで勝負をかけなければならない」と話した。

ムン・ヒョンスク先任記者 hyunsm@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/media/610300.html 韓国語原文入力:2013/11/07 20:14
訳J.S(1440字)

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