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文在寅(ムン・ジェイン) 「国家情報院が対話録を流出させ、大統領選挙に悪用したことが事件の本質」

登録:2013-11-06 22:11 修正:2014-09-05 20:38
‘対話録疑惑’参考人資格で検察出頭
"泥棒を捕えずに申告者を問い詰める" 批判
検察、来週初め 捜査結果発表 予定
文在寅(ムン・ジェイン)民主党議員が6日午後、南北首脳会談対話録廃棄疑惑と関連した検察調査を受けるため参考人資格でソウル瑞草洞(ソチョドン)のソウル中央地検に出頭し記者たちの質問を受けている。 シン・ソヨン記者 viator@hani.co.kr

 2007年南北首脳会談当時、大統領秘書室長を務めた文在寅(ムン・ジェイン)民主党議員が南北首脳会談対話録廃棄疑惑と関連して6日参考人身分で検察に出席した。

 文議員はこの日午後1時47分頃、ソウル瑞草洞(ソチョドン)のソウル中央地検庁舎に入る前、取材陣に「国民はすでに全てを分かっています。盧武鉉大統領と参与政府はNLLをきっちりと守りました。 対話録は完全無欠で存在します。 この事件の本質は、参与政府が国家情報院に残しておいた国家秘密記録を国家情報院と与党が不法的に引き出して内容を歪曲し大統領選挙に悪用したことです」と話した。

 文議員はこの日、同じ党のイ・チュンソク、チョン・ヘチョル議員、キム・ギョンス盧武鉉財団ポンハ事業本部長、パク・ソンス弁護士などと共に検察に出頭した。 文議員がソウル中央地検庁舎に現れ、待っていた100人余りの支持者は文議員の名前を叫び声援を送った。

 文議員は「今回の検察の捜査は捕えろと言った泥棒は捕えずに、反対に申告した人に向かって‘お前は過ちをしてないか’と問い詰めるようなもの」とし検察捜査を批判した。 キム・ムソン セヌリ党議員らが去る大統領選挙の時、対話録の内容を公開した不法流出疑惑に対する検察捜査が生ぬるい点を指摘したのだ。

 南北首脳会談対話録廃棄疑惑を捜査中のソウル中央地検公安2部(部長 キム・グァンス)はこの日、文議員を相手に対話録修正本が国家記録院大統領記録館に移管されなかった経緯と大統領府業務管理システムである<e-支援>をコピーした‘ポンハe-支援’から対話録草案が削除された経緯と理由などを調査した。

 文議員は2007年大統領府秘書室長であると同時に南北首脳会談準備委員長を務め、会談後の対話録作成と国家記録院大統領記録館への移管に関与した。 文議員は参与政府実務者級の人々の検察召還調査が続くと先月10日 「最近検察の対話録捜査は盧武鉉前大統領を死に追い込んだ政治検察の動きを繰り返している。 絞り込み合わせ捜査の脇役として罪のない実務者を召還して困らせず、私を召還しろ」と話した経緯がある。 検察も対話録修正本が大統領記録館に移管されなかった経緯などを糾明するには文議員に対する調査が必要だとみて、去る2日文議員に出頭してほしいと通知した。

 これに先立って検察は、大統領記録物管理および移管に関与した30人余りの参与政府要人を呼んで調査した。 参与政府関係者たちは‘チョ・ミョンギュ前大統領府安保政策秘書官のミスにより対話録修正本が記録館に移管されなかった’という趣旨で主張したと言う。 しかし検察は盧武鉉元大統領の指示により対話録抄本が削除され、修正本も大統領記録館へ渡されなかったのではないかと疑っている。 検察は早ければ来週初めに捜査結果を発表する予定だ。

イ・ジョンヨン記者 xingxing@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/610124.html 韓国語原文入力:2013/11/06 19:58
訳J.S(1537字)

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