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[単独] 軍サイバー司令部‘大統領選挙コメント’等 400余件 緊急削除

登録:2013-10-16 09:43 修正:2013-10-16 18:11
所属軍人・軍務員ブログ・ツイッター文 報道の翌日
‘大統領選挙イシュー’等 一括なくなる…1人 追加確認
去る大統領選挙時、野党候補を非難するなどのコメントをインターネットに載せ政治に介入した疑いを買っている国軍サイバー司令部オク・トギョン司令官と指揮官が15日午後、国会国防委員会国政監査に出席し証人宣誓をしている。イ・ジョンウ先任記者 woo@hani.co.kr

 昨年の大統領選挙・総選挙への介入疑惑を受けている国防部サイバー司令部要員の文400件余が15日<ハンギョレ>報道の後に一括大量削除された。 また、選挙期間にこれらの要員と同じ性格の文をインターネットに載せていた1人のサイバー司令部要員が新たに追加確認された。 国防部はこの日キム・クァンジン長官の指示でこれら要員に対する調査に着手したが、組織的な活動ではなく個人的な逸脱であることを強調することに重点を置いた。

 <ハンギョレ>が国会国防委員会チン・ソンジュン民主党議員と共に確認した結果、<ハンギョレ>の‘軍大統領選挙介入疑惑’記事がインターネットに報道された直後の14日夜から15日の間に該当要員らの文が大挙削除された。 サイバー司令部所属要員で新たに確認された‘高句麗’(hungsig2002)のブログでは、民主党と親北韓要人などを非難した文535件中の388件が消えた。 この人物の身元はサイバー司令部所属軍務員K氏であることが確認され、大統領選挙介入疑惑を受けるサイバー司令部所属要員は計4人に増えた。

 このブログから削除された文の中には、2012年大統領選挙を控えてイム・スギョン民主党議員が脱北者と口論を交わしたことにより‘従北論議’に包まれた状況を非難する漫画、‘親日反民族行為者’と決定されたペク・ソンヨプ将軍を‘民族反逆者’と呼んだという理由でキム・グァンジン民主党議員を非難する漫画、済州(チェジュ)海軍基地建設に賛成する文など、大統領選挙に関連した掲示物が含まれている。 特にこのブログからは‘ニュース イシュー’等、選挙・政治を扱ったカテゴリーがまるごと消えた。

 同じくサイバー司令部要員であるまた別のK氏のツイッターアカウント‘光武帝’(@coogi11130)からも、一夜の間に100件余りの文が消えた。 このアカウントでも昨年イム・スギョン議員の発言に触発された従北論議関連文、朴槿恵(パク・クネ)政府ができた後の去る3月にキム・ビョングァン国防部長官候補者に対する支持文をリツイット(再転送)したもの等が削除された。 また別のサイバー司令部要員であるス氏のツイッターアカウント‘zlrun’(@ekffal)でも一部の文が削除された。

 今回の事件と関連して国防部はこの日調査に着手した。 キム・ミンソク国防部スポークスマンは定例ブリーフィングで「長官が‘非常に状況が深刻だ。 国民が誤解する恐れがある。 この部分(選挙介入疑惑)を整理する必要がある’として法務管理官と調査本部長を呼び事実確認のための合同調査を指示した」と明らかにした。 しかしキム スポークスマンは「去る18代大統領選挙過程でサイバー司令部職員に政治的中立を維持することを4回にわたり強調した。 指示に従わない場合には処罰されるということも強調した」として、組織的な大統領選挙介入疑惑を否認した。

 軍関係者も今回の事件が国防部次元の選挙介入疑惑に拡大することを遮断するために注力した。 この関係者は「<ハンギョレ>が報道した3人がサイバー司令部所属であることは事実だが、今のところ個人の趣向で文を載せたものと判断している。 その他にも同種の要員がいるかを調べているが、これ以上はいないようだ」と話した。

 これに対してチン・ソンジュン議員は「国軍サイバー司令部要員がインターネット上で選挙介入活動を行ったのに続き、国防部長官の調査指示後にも該当文等が削除されている状況を見る時、この事件を国防部の調査機関が自ら行うのは不適切と考えられる」として「軍の政治的中立を崩した綱紀紊乱行為であるだけに国政調査や特検を通じて真相を明らかにしなければならない」と話した。

ハ・オヨン、チェ・ヒョンジュン記者 haha@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/607267.html 韓国語原文入力:2013/10/16 08:50
訳J.S(1757字)

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