仁川(インチョン)の一部の中・高校長・教師などが国家情報院改革要求時局宣言に参加した生徒たちを授業中に呼び出して調査し「退学させる」と脅すなど、圧迫したと生徒たちが訴えて出た。
仁川の中高生の集まり<半月>は25日、仁川市教育庁に質問書を出して「仁川の大部分の学校が生徒の政治的権利を制限し生徒たちの表現の自由を抑え付けている。 時局宣言に参加した生徒たちに学校側が『退学させる』『校則で懲戒する』と脅迫までした」として今月末までの回答を要求した。 彼らは「仁川市教育庁が生徒生活指導担当教師を招集して対策会議を開き、時局宣言情報収集をした」という疑惑もあると主張した。
生徒たちは8月15日仁川市南洞区(ナムドング)九月洞(クウォルトン)ロデオ通りで時局宣言推進委員会出帆式を開いた後 署名運動に入り、去る7日にソウル光化門(クァンファムン)の李舜臣(イ・スンシン)銅像前で国家情報院の大統領選挙介入を批判して改革を要求する「仁川青少年1515人時局宣言」を発表した。
生徒たちの質問書を見れば、K高校では署名活動をしていた生徒の担任教師が署名用紙を取り上げて破り、生徒部教師がこの生徒を呼んで懲戒すると圧迫した。 N中学では「進学に不利益を与えるかもしれない」と言い、T高校では署名した生徒たちを校長・教頭が授業中に随時呼び出して「退学させる」とおどし両親を学校に呼んだという。
時局宣言以後にも校長などが生徒たちを呼んで関連情報を問い質すなど、弾圧は続いていると生徒たちは主張した。
時局宣言に参加したある生徒(18)は「憲法と国際人権条約には生徒の人権を保障するとなっており、初・中等教育法は生徒たちの自治活動を保護すると規定しているが、一線の学校では全く守られていない。 今でも授業中に教師たちに呼ばれていく生徒がいる」と話した。
仁川市教育庁関係者は「生徒たちの時局宣言推進のことが言論に報道された時一部の学校に確認したことはあるが、対策会議を開いたり情報収集を要請したりした事実はない」と言った。 彼は「懲戒理由として時局宣言が明示された学則はないと聞いている。 生徒たちの質問に誠実に答える考えだ」と話した。
仁川/キム・ヨンファン記者 ywkim@hani.co.kr