国際信用評価社Fitchが22日、韓国の国家信用等級‘AA-’と等級展望‘安定的’を維持すると発表した。 このような決定はインド、インドネシア、トルコなどアジア新興国の外国為替危機説が広がっている中で出てきたものなので注目される。
Fitchはこの日、我が国の家計負債とグローバル経済、金融環境変動など対内外不安要因が信用等級に大きな影響を及ぼさないと見て、信用等級と等級展望を現行通り維持すると企画財政部に公式通知した。 Fitchは我が国の経済回復力と健全なマクロ経済政策体系、良好なファンダメンタルを考慮してこういう評価を下したと説明した。
特に前年同期比成長率が、今年1分期1.5%、第2四半期2.3%を記録した点は円安が韓国の輸出競争力とマクロ経済全般に及ぼす影響が制限的ということを示す結果だと評価した。 銀行部門を含めた経済全般の対外健全性は、短期外債比重の減少、十分な外国為替保有額、経常収支黒字などを考慮する時、2008~2010年のグローバル金融危機時より改善されており、最近のグローバル リスク回避(risk aversion)環境によく対処していると診断した。
Fitchは昨年9月、韓国の国家信用等級を‘A+’から‘AA-’に一段階引き上げて、等級展望は‘安定的’を付与した以後、これを維持し続けている。 他の国際信用評価社であるMoody's は、我が国の信用等級(等級展望)をAa3(安定的)に、S&PはA+(安定的)と評価している。
クォン・ウンジュン記者 details@hani.co.kr