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猛暑にも、さらに熱くなった‘10万 ろうそく集会’

登録:2013-08-11 20:27 修正:2013-08-11 23:25
10日全国で集会…ソウル5万人
長雨・多数言論の無関心を突き破り
50余日間に参加者 200倍に増える
10日夜、ソウル市庁前広場で開かれたろうそく文化祭に参加した市民が、キャンドルを掲げ朴槿恵(パク・クネ)大統領の謝罪と再発防止約束、国家情報院全面改革などを要求するスローガンを叫んでいる。 イ・ジョンウ先任記者 woo@hani.co.kr

"国家情報院国政調査が今後のろうそくの変数"

うっとうしい長雨と狂ったような猛暑にも消えなかったろうそくのあかりが10万(主催側推算)を越えた。

 去る10日夜、ソウル市庁前ソウル広場で開かれた‘第6次汎国民ろうそく文化祭’には市民5万人余(主催側推算、警察推算1万6000人余)が参加した。 午後3時頃から集まり始めた市民は、2時間後に2万人余りへ増え、夜になると広場を足の踏み場もないほどに埋め尽くした。 広場に入れなかった市民は付近の木や柱に登って集会を見守った。 ろうそく文化祭を主催した‘国家情報院政治工作大統領選挙介入真相および縮小隠蔽疑惑糾明のための市民社会時局会議’は、この日ソウルをはじめ釜山(プサン)・大田(テジョン)・大邱(テグ)・蔚山(ウルサン)・昌原(チャンウォン)で開かれたろうそく集会に計10万人余が集まったと明らかにした。 光州(クァンジュ)では9日に1000人余がろうそく集会を開いた。

 国家情報院の大統領選挙介入を糾弾するろうそく集会は6月21日‘21世紀韓国大学生連合’主催でソウル世宗路(セジョンノ)のKT本社前で開かれた500人余りの集会から始まった。 一週間後の28日には光化門(クァンファムン)東和免税店前で市民団体284ヶが集まった時局会議が主催したろうそく文化祭に5000人余り(警察推算1800人)が集まり、以後参加者が少しずつ増えて50余日ぶりにソウルだけでロウソクのあかり5万ヶ余りが燃え上がることになった。

 2008年‘狂牛病ろうそく集会’と比較すると、火がつく速度は遅い方だ。 2008年には5月2日の2万人で始まり、30日余り後には5万人余りが集まり、6月には全国で100万人まで記録した。 だが、歴代で最も長かった‘49日梅雨’(6月17日~8月4日)と猛暑、多数言論の無関心、会社員休暇シーズンなどの悪条件を考慮すれば、今回のろうそく集会の底力を簡単に無視することはできない。 アン・ジンゴル参与連帯協同事務局長は「ろうそく集会参加を‘大統領選挙に対する問題提起’(大統領選挙不服)と考えて負担を感じていた市民が、国家情報院や現政権の対応態度に怒りを感じながらも‘民主主義’の問題というろうそく集会の声に応えて来ている」と説明した。

 国家情報院の大統領選挙介入を糾弾する市民の怒りは、今や民主主義のき損を放置し沈黙している現政権に向かっているように見える。 今回のろうそく文化祭で、時局会議は朴槿恵大統領の謝罪と再発防止約束、ナム・ジェジュン国家情報院長即刻解任と国家情報院全面改革などを要求した。 次のろうそく文化祭は、ウォン・セフン前国家情報院長、キム・ヨンパン前ソウル地方警察庁長官が聴聞会に証人として出席しなければならない来る14日午後7時に予定されている。 チャン・テヒョン韓国進歩連帯執行委員長は「今後のろうそく集会の規模は、国政調査がどのように進行されるかによって決まる。 証人が聴聞会に出席し、きちんと述べないならば市民が‘ろうそく集会が必須’と考えて、更に増える」と話した。

 一方、時局宣言に立ち上がった教授・大学生は追加行動を予告した。 ソウル大・梨花(イファ)女子大・徳成(トクソン)女子大・釜山(プサン)大・淑明(スンミョン)女子大・全南(チョンナム)大の総学生会は13日午後、セヌリ党事務所前でセヌリ党の欺瞞的な国政調査および選挙介入責任回避を糾弾する集会を開く。 ‘時局宣言教授・研究者ネットワーク’は国政調査がまともになされない場合、8月中旬に全国教授大会を開く計画だ。

キム・ヒョシル、チェ・ユビン記者 trans@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/599143.html 韓国語原文入力:2013/08/11 20:04
訳J.S(1819字)

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