本文に移動

"朴大統領 謝れ" 全国 10万 ろうそく集会

登録:2013-08-11 05:41 修正:2013-08-11 11:59
<3報>ソウル広場の5万人余りを含め、釜山など全国で10万人余りのろうそく集会
国家情報院 全面改革要求… "避暑・デートの代わりにろうそく集会に来た"
10日午後、ソウル市庁前広場で開かれた国家情報院政治介入糾弾‘第6次国民ろうそく大会’に参加した5万人余りの市民がろうそくのあかりを掲げている。 イ・ジョンウ先任記者 woo@hani.co.kr

ついに10万人のろうそくのあかり(主催側推算)が燃え上がった。

 10日午後7時10分頃、参与連帯など284の市民団体で構成された‘国家情報院時局会議’が主催した‘第6次汎国民ろうそく文化祭’が開かれたソウル市庁前ソウル広場は、国家情報院の大統領選挙介入と現政権の反省なき態度を批判する市民5万人余りがもったろうそく(警察推算 1万6千人余り)でぎっしりと埋まった。 時局会議はこの日、ソウルをはじめ釜山、大邱(テグ)など全国5ヶ所で開かれたろうそく集会に計10万人が集まったと明らかにした。 第5次ろうそく集会の時、ソウル広場に3万人余り(主催側推算)が集まったのに比べて参加者が増加したのは、民主党が1時間30分程先に同じ場所で‘民主主義回復および国家情報院改革要求2次国民報告大会’を開き、党員たちの参加を促したことが影響を及ぼした。 ‘国民報告大会’にはキム・ハンギル代表をはじめ民主党議員115人が参加した。

 パク・クンヨン参与連帯協同事務局長の司会で始まったろうそく集会は、作曲家イ・ジサン氏の歌で雰囲気が熱くなった。 初めての演説者としてパク・ソグゥン韓国進歩連帯共同代表が舞台に上がった。 パク代表は「大統領直属情報機関である国家情報院が、憲法秩序を無視して突進しているのに朴槿恵(パク・クネ)政府は何をしているのか」と批判し△朴槿恵大統領の謝罪△大統領の再発防止約束△ナム・ジェジュン国家情報院長即刻解任と国家情報院の全面改革を要求した。 また、野党にはキム・ムソン セヌリ党議員とクォン・ヨンセ駐中大使の国政調査出席と特検を通じた捜査を推進することを要求し、放送会社には国家情報院事件に対する不公正放送を中断するよう要求した。

10日午後、ソウル市庁前広場で開かれた国家情報院政治介入糾弾‘第6次国民ろうそく大会’に参加した5万人余りの市民がキャンドルを掲げている。 イ・ジョンウ先任記者 woo@hani.co.kr

 二番目に舞台に立ったピョ・チャンウォン前警察大教授は、警察の縮小・隠蔽の試みを強く批判した。 ピョ前教授は「警察は警察らしくすべきだ。 警察官が犯罪疑惑を捉えれば、珍島(チンド)犬のようにしっかり質さなければならない。 ところが去年の冬、警察はそう出来なかった。 誰のためだったか。 以後4ヶ月間の捜査期間にも何もできなかった。 警察は犯罪者が残した証拠を隠滅するのに力を貸して、犯罪証拠を発見したのになかったと嘘をついた」と話した。 彼は演説の最後に「去る3日、第5次ろうそく文化祭の時‘もし第6次集会に2万人以上の人が集まれば歌を歌う’と約束した」として‘歩いて空まで’という歌を熱唱した。

 野党の要人も舞台に上がった。 チョン・ビョンホン民主党院内代表は「民主党が市民と共に参加するという話を聞いたセヌリ党が‘ろうそくと共にする民主党の底意が疑わしい’と言った。 まだセヌリ党と大統領府が正常な精神状態でないということか」として「選挙結果を変えようと言っているわけではないからそんなにビビるな。 真相を糾明して責任者を処罰して国家情報院を改革して朴槿恵大統領の再発防止約束と謝罪を要求する」と話した。

 李正姫(イ・ジョンヒ)統合進歩党代表は「朴槿恵大統領が責任を負ってこそ民主主義が回復できるのではないか」として 「徹底的に真相を糾明せよ」と要求した。 チョン・ホソン正義党代表は「市民の自由な選択を歪曲したり操作することは重大な犯罪行為だ。 国家情報院を改革できる人は朴槿恵大統領だけ」とし、国家情報院の改革を要求した。

 ソウル広場に出てきた市民は重大な誤りを犯しておきながら居直っている現政権と国家情報院に黙ってはいられなかったと話した。 恋人と共にろうそくを掲げていたイ・ヒョンホ(22)氏は「腹が立ってデートの代わりに広場に出てきた。 今年初めて集会に出てきたが、今まではもう少し様子を見ようと思っていた。 国政調査が始まっただけに、その結果を見守ろうとしていたが、国政調査がまともに進行されないことを見て最早黙ってはいられないと思った」と話した。 9才になる息子と共に広場に来たイ・ジンオク(42)氏は 「10万の国民が集まるという話を聞いて出てきた。 週末なので休みたかったが、国民が疑惑を持っている国家情報院事件の解決がとろくてもどかしく、私も何かしたかった」と話した。 仁川(インチョン)から来たキム・ミンジョ(35)氏は、ろうそく集会出席のためにソウルに来たのは4回目だと話した。 彼は 「毎週集会に出てくる人々が増えていて、民主主義の蹂躪という深刻な事案なのに世の中があまりに静かなのが変だ。 言論や大統領府が何も言わないことが頭にくる。 広場に出てくる市民しか信じられない気がする」と話した。 イ・ミョンニプ(18)君は「言論はこの懸案に関心がないようだ。 インターネットを見ても人によって言うことが違う。 そのようなじれったい部分を言論が解消すべきなのに、いろいろ失望するばかりだ。 市民が広場に集まるというので、どんな話をするか聞いてみようと思って出てきた」と話した。

10日午後、ソウル市庁前広場で行なわれた国家情報院政治介入糾弾‘第6次国民ろうそく大会’に参加した5万人余りの市民がろうそくを掲げている。 イ・ジョンウ先任記者 woo@hani.co.kr

 膨大な人波のためにソウル広場周辺では何度も携帯とインターネット連結が麻痺するなど通信障害が発生した。 広場は足の踏み場もなく、そこまで行き着けない市民たちは、広場付近の木や柱に登って集会を見守った。 大漢門前の横断歩道を渡り広場に行こうとした市民は、配置された警察官に道を塞がれ迂回したり激しく抗議して小競り合いをしたりした。

 市民たちは喊声と拍手でろうそく文化祭を最後まで楽しんだ。 特に歌手兼ミュージカル俳優であるイ・ジョンニョル氏の公演は大きな呼応を得て、アンコールソングまで歌われた。 文化祭のフィナーレに参席者たちは大型垂れ幕を頭上に掲げて‘民主主義’と書かれたモザイクを完成した。 ろうそく文化祭は夜9時30分頃に終わった。

 一方、同じ時間帯に韓国自由総連盟などの保守団体は国家人権委員会前で主催した‘応戦集会’的な‘反国家従北勢力大摘出国民大会’には5千人余りが集まった。 警察は衝突に備えて113ヶ中隊と婦人警官1ヶ中隊をソウル広場付近に配置した。 チェ・ユビン、チョ・ヘジョン記者 yb@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/599058.html  韓国語原文入力:2013/08/10 22:53
訳J.S(2987字)

関連記事