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ナム・ジェジュン "対話録‘NLL放棄’単語はないが情況上 放棄" 固守

登録:2013-08-05 22:26 修正:2013-08-06 07:47
国家情報院 国政調査機関報告
5日午後、国会で開かれた‘国家情報院コメント事件真相糾明のための国政調査特別委員会’に出席したナム・ジェジュン国家情報院長(中央後ろ姿)が、去る大統領選挙当時に朴槿恵(パク・クネ)大統領と文在寅(ムン・ジェイン)候補のテレビ討論動画を見せ、選挙介入疑惑を提起するチョン・チョンレ民主党議員の基調発言を見守っている。 イ・ジョンウ先任記者 woo@hani.co.kr

"金正日、NLLをなくそうという発言に盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領が同調"
"コメント業務は正当な安保活動"
大統領選挙介入 依然として無反省
"ウォン・セフン前院長 指示お言葉
職務範囲を逸脱した" 一部認める

 ナム・ジェジュン国家情報院長は5日、国家情報院大統領選挙介入事件に対する国政調査非公開質疑応答でも盧武鉉元大統領が2007年南北首脳会談で‘西海(ソヘ)NLL(北方境界線)放棄趣旨’の発言をしたという既存の主張を曲げなかった。 特に彼は国政調査特別委委員の質問に‘逆質問’をするなど、返答態度が良くないので与野党議員から同時に "不そんだ" という注意を受けもした。

 特別委与野党幹事であるクォン・ソンドン セヌリ党、チョン・チョンレ民主党議員は、非公開質疑応答に関するブリーフィングで「ナム院長は、南北首脳会談対話録に‘放棄’という単語はないが、NLLをなくそうと言う金正日当時国防委員長の発言に盧前大統領が同調したので放棄と見ると答えた」と伝えた。 だが、参与政府が首脳会談と以後の国防長官級会談などで北韓に提示した、等距離・同面積の南北共同漁労水域を表示した地図を国家情報院も持っていると国家情報院1次長が答えたと幹事は明らかにした。 この地図を見れば、盧武鉉政府はNLLを放棄せずにNLLを基準として共同漁労水域を推進していることは明らかだ。 盧武鉉政府時期に陸軍参謀総長だったナム院長は‘国軍統帥権者であった盧前大統領を信じるか’という問いには「答えない」と言ったと伝えられた。

 ナム院長は国家情報院大統領選挙介入疑惑に対する捜査過程で、国家情報院に対する検察の押収捜索について自身が承諾のサインをしたと明らかにした。 だが‘(国家情報院の)メイン コンピュータであるスーパーコンピュータが押収捜索されたか’という問いに「それはされなかった」と答えた。 これに対してチョン・チョンレ幹事は「検察が押収捜索をしておきながら最も重要なものを押収捜索しなかったということ」と指摘した。

 去る大統領選挙過程で野党圏大統領候補を誹謗するなどのコメントをした疑いを受けている国家情報院女子職員のいわゆる‘セルフ監禁疑惑’追及に対しては、ナム院長が確実な返事をできなかったと伝えられた。 チョン議員は 「当時女子職員が112警察申告をしたし、警察が‘通路を開いてあげるから出てこいと言ったが、両親と相談する’という申告通話内容がある。 これがどうして監禁かというキム・ミンギ民主党議員の問いにナム院長が返答をためらい、再び把握して報告すると答えた」と話した。

 だがナム院長は、非公開質疑応答でも国家情報院の大統領選挙介入疑惑は 「正当な活動」と主張し対抗した。 クォン・ソンドン議員は「ナム院長は国家情報院コメント活動が民主主義体制転覆を狙う北韓対南工作を防御する正当な安保活動であり、国家情報院職員の正常な活動を大統領選挙介入と糊塗した政治工作だと報告した」と明らかにした。 ナム院長は去る大統領選挙での国家情報院の活動を大統領選挙介入と判断した検察の控訴状に対して「否定も容認もしない」と答えたと特別委幹事が伝えた。

 ただし、ナム院長は個人不正で拘束収監中であるウォン・セフン前国家情報院長のいわゆる‘院長指示お言葉’が国家情報院の幅広い政治介入だという批判と関連して、 「国家情報院の職務範囲を逸脱し、不適切だったと一部認めた」とチョン議員が明らかにした。

 ナム院長は国家情報院長が国政調査に出席した心境と関連しては、「申し訳なく恐縮に思い、骨を削る努力で再びこうしたことが発生しないよう努力する」と答えた。

ソン・ホジン、ソンチェ・ギョンファ記者 dmzsong@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/598497.html 韓国語原文入力:2013/08/05 21:43
訳J.S(1893字)

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