入試不正で検察の捜査を受けていたソウル泳薰国際中学校キム・某教頭が16日学校で首を吊り遺体で発見された。
ソウル、江北(カンブク)警察署はこの日夜 「キム教頭が泳薰中の教務室前の1階欄干で首を吊り死亡しているのをこの学校の警備員が発見し、午後7時頃に申告した」と明らかにした。 警察は「キム教頭は‘学校が捜査を受けているが、責任を負うべき人は責任をとり、今後学校をよく育ててほしい’という内容の遺書を残しており、現在まで他殺の疑いは見当たらない」と説明した。
キム教頭はこの間、泳薰中新入生成績歪曲事件を主導したと名指しされたことに伴う心的負担を抱いていたと伝えられた。 市教育庁は先月、泳薰中に対する監査結果を出しながら「キム教頭が2013年入学選考で成績歪曲を主導した情況があるので罷免措置をしなさい」と学校法人側に要求し、検察にも告発した。 キム教頭はイ・ジェヨン 三星(サムスン)電子副会長の息子を含む一部の生徒たちを合格させるために当該生徒らの自己開発計画書などに対して高い点数を与え、入学選考が終わるや個人別採点表を全て廃棄するなど証拠隠滅を試みた疑いを受けていた。
泳薰学園のある関係者は「キム教頭が検察に告発された後、学校行政室長が拘束されるなど検察の捜査が進行されるなかで周辺との連絡を絶ち、一人で悩んでいたという話を聞いた」と話した。 泳薰中はキム教頭の死亡の便りに、生徒たちが衝撃を受けることを憂慮して17~18日の2日間休校することにした。 キム・ジフン、チョン・ファンボン記者 watchdog@hani.co.kr