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イ・ジェヨン副会長 息子 裏口入学疑惑に三星(サムスン)‘困惑’

登録:2013-05-29 19:48 修正:2013-05-30 06:13
イ・ジェヨン 三星(サムスン)電子副会長

 ソウル 泳薰(ヨンフン)国際中学校の入試不正事件にまきこまれた三星(サムスン)が困惑を隠せずにいる。 イ・ジェヨン 三星(サムスン)電子副会長の息子が裏口入学した情況があるという報道があふれているためだ。

 三星グループが毎週水曜日に出入り記者を対象に行なっている社長団会のブリーフィングには特別なことがない限りイ・インヨン社長が出て来てグループ内イシューについて質問を受けてきたが、29日には常務級が代表として出てきた。 グループ側はイ社長に外部との約束があるためと説明したが、常に水曜日午前には別の約束を作らないのが慣行であった点を勘案すれば、意識的に席を避けた可能性が高い。 それだけ困惑しているわけだ。 グループ側はイ・ジェヨン副会長の子供の入学の件と関連した質問に「私どもが返事できる内容ではないようだ」という言葉だけを繰り返しブリーフィングを急いで終わらせた。 三星グループはイ・ジェヨン副会長の子供と関連しては「家族問題なので詳しく分からない」と説明している。

 財界ではイ・ジェヨン副会長の息子の泳薰(ヨンフン)国際中への入学が父親側よりは母親側の影響があったと伝えられている。 イ副会長の息子が泳薰小学校を出て、友達が泳薰国際中に多く進学するのを見て、本人がそちらに行きたいとせがんだということだ。 国際中は一般選考の場合、3倍数を選び抽選する方式で入学が決定されるが、脱落の危険を避けるために‘社会的配慮対象者選考’での入学という無理手を使った。

 ある財界関係者は「すでに社会的配慮対象者選考で入ったことだけでも道徳的非難の余地が大きいのに、裏口入学疑惑まで明るみに出て一波万波に広まっている状況だ。 三星も非常に困惑しているだろう」と話した。

 問題は今年が三星創立75周年、イ・ゴンヒ会長就任25周年、新経営宣言20周年など三星としては慶事が相次ぎ、祝祭を行わなければならないところにこのような悪材料が弾けたということだ。 特に6月7日はイ・ゴンヒ会長の新経営宣言20周年記念日で、三星内部では相当な意味を持つ日だ。

イ・ヒョンソプ記者 sublee@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/589533.html 韓国語原文入力:2013/05/29 16:36
訳J.S(1050字)

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