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民主党大統領選挙SNSチーム長逮捕 安度眩詩人まで在宅起訴

登録:2013-06-15 10:02 修正:2013-06-15 13:23
未登録事務所での選挙運動・誹謗疑惑
民主「『シバル団』の違法行為を水薄め捜査」

 前回の大統領選挙時、民主党の文在寅(ムン・ジェイン)候補陣営でソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)対策チーム長を務めた党役員が、公職選挙法違反の疑いで検察に逮捕され、文候補陣営の共同選対委員長を務めた詩人の安度眩(アン・ドヒョン)氏(51・又石(ウソク)大教授)は、虚偽事実公表および候補者誹謗容疑で在宅起訴された。

 ソウル南部地検は、民主党国会議員秘書官であるチャ・某氏(46)が、昨年12月、選挙運動事務所として登録されていない場所で、不法なインターネット選挙運動を行った疑いで逮捕され調査中と13日、明らかにした。検察は、大統領選挙前にソウル市選挙管理委員会の捜査依頼を受けて内密調査を始め、最近捜査に切り替え、12日まで出頭要求に応じなかったため逮捕したと説明した。

 セヌリ党は、大統領選挙直前にインターネットコメント・アルバイトチームであるいわゆる「シバル団」[訳注:十字軍アルバイト団の略、別名シッパル団]のユン・ジョンフン牧師を、選管が不法選挙運動の疑いで捜査依頼すると、民主党も不法選挙事務所でインターネット選挙運動をしているとし、対抗告発した。ユン牧師は最近、懲役10月、執行猶予2年を宣告された。

 民主党は「水薄め捜査」として反発している。問題になった選挙運動場所は、ソウル汝矣島の第二民主党本部事務所建物であり、党舎で選挙運動をすることは違法ではないというのが民主党の主張だ。検察は、選管の捜査依頼で捜査しただけであり、政治的意図はないと明らかにした。

 一方、全州地検刑事一部は、前回の大統領選挙の直前に自分のツイッターに「朴槿恵セヌリ党候補が、安重根義士の遺墨を盗んで所蔵しているとか、遺墨の盗難に関与している」という文章を根拠なく掲示した容疑で、詩人の安氏を在宅起訴したと13日明らかにした。

 安氏は「SNSに文章を載せるのは、表現の自由に該当する。掲載した内容は、すでにマスコミが報道しており、学術誌にも発表された内容」と反論した。当時、安氏が問題視した安重根義士の遺墨は、1910年3月、中国の旅順監獄で書いた「恥悪衣悪食者不足与議」という書で、「悪い服、悪い食事を恥じる者とは、共に議論できない」という意味だ。

ホ・ジェヒョン記者、全州/パク・イムグン記者 catalunia@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/591777.html 韓国語原文入力:2013/06/14 11:14
訳M.S(1147字)

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