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[社説] ‘光州事件への北韓軍介入’報道は看過できない

登録:2013-05-23 00:50 修正:2013-05-23 08:07

 一部の総合編成チャンネルの‘5・18(訳注・光州事件)北韓軍介入’報道は、総合編成チャンネルがなぜ‘誕生してはならないか’をありありと証明している。総合編成チャンネルの扇情性が度を越して既に久しい。過度な露出、低質な表現、悪口と卑劣な口調など刺激的な内容はとても目を開けていられないほどだ。このような総合編成チャンネルがついに5・18民主化運動を北韓特殊軍の企画作品としてねつ造し、我が国の根幹を揺り動かす状況にまでなった。

 <TV朝鮮><チャンネルA>などの‘5・18北韓軍介入’報道は単純な歴史のわい曲を越えて民主主義をまるごと否定する重大な犯罪行為だ。これは言論ではなく凶器だ。5・18犠牲者遺族たちの胸を刃物でほじくり、民主主義のための貴重な犠牲と努力を無惨にメッタ切りする行為だ。言論としての最小限の良識まで切り裂いた総合編成チャンネルに、‘義務伝送(訳注:ケーブルTV視聴者の希望有無に関わらず伝送を義務化)’等の各種特典を施すことが果たして正しいのか尋ねざるをえない。

 一部極右勢力の5・18精神蔑視はさらに神をも怒らせるレベルだ。 極右インターネットサイト‘日刊ベスト’(日ベ)は5・18当時に犠牲になった亡骸の棺の写真に‘配達されるガンギエイ料理の包装完了’などのコメントを付ける非人間的行為まで躊躇なく犯した。民主主義を否定する極右勢力とこれらのスポークスマン格である総合編成チャンネルが合作して、5・18精神を組織的に傷つける深刻な状況が広がっているのだ。

 5・18北韓軍介入説がいかにあきれるものかは<東亜日報>が自社の総合編成チャンネルである<チャンネルA>の批判に乗り出したことからも確認できる。東亜日報は社説と記事を通して北韓軍の5・18介入報道が虚偽であることを強調し、事態鎮火に腐心している。東亜日報のこのような報道がチャンネルAに対する免罪符になりえないのは言うまでもない。しかし<朝鮮日報>が<TV朝鮮>の呆れ返る報道に対して依然として沈黙している(訳注:TV朝鮮は本社説が出た翌日に謝罪を表明した)ことに比べれば、まだしもましだ。朝鮮日報の沈黙は5・18が北韓軍の企画と作戦から始まった武装暴動という主張に同意するという意なのか。

 総合編成チャンネルの極悪非道な報道は決して見過ごせるものではなく、また見過ごしてはならないものだ。当事者の謝罪と再発防止の約束とは別に、法による強力な制裁が必要だ。総合編成チャンネルだけでなく、これまで各種の陰謀説と極端な主張の再生産基地の役割をしてきた日ベも同じだ。それにも関わらず政府は無事泰平としている。ともすれば‘北シンパのサイト’とか‘利敵表現’として法の刃を振りかざした態度とは異なる状況だ。朴槿恵大統領までが参加した国家記念日である5・18が歪曲され壊されている状況なのに、政府が見ているだけなのは理解に苦しむばかりだ。

http://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/588396.html 韓国語原文入力:2013/05/21 19:22
訳T.W(1329字)

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