本文に移動

愛憎関係 韓国-日本‘君が一番気になって’

登録:2013-06-05 21:39 修正:2013-06-06 07:59
データで世の中を見る
グーグルプレー 韓・米・中・日 検索頻度
韓国は日本、日本は韓国が1位
‘近くて遠い国’

 よく日本を指し示す時に使う表現だ。 地理的にはどこの国よりも近いが歴史・政治・経済的にはとても遠い国という意だ。 日本が遠い国である理由は、社会・文化的異質感だけの問題ではない。 植民支配にともなう過去の傷痕が土台にあるためだ。 日本社会の右傾化現象と政治家たちの周期的な妄言は、韓国人に植民支配が過去のことだけではないということを悟らせる教育効果を呼び起こしている。

 さらに加えて最近では、安倍晋三総理が推進している円安政策により韓国経済が打撃を受けるという憂慮も出てきている。 韓国と日本は政治・社会だけでなく経済的にも微妙な力学関係に置かれているわけだ。

韓国における日本・米国・中国 検索比重

 それでは両国のお互いに対する関心はどうだろうか。 グーグルプレーを利用して韓国での‘日本’ ‘米国’ ‘中国’の検索頻度を調べた。 意外にも‘日本’検索量が始終一貫して他の2国を圧倒している。 政治・経済的には中国と米国がさらに重要な国だが、一般市民の関心は少し違っているということだ。

日本における韓国、米国、中国 検索比重

 今度は日本での‘韓国’ ‘中国’ ‘米国’の検索頻度を調べた。 2009年までは‘中国’が優位を示しているが、その後の2年間は‘韓国’と‘中国’が混戦を行い、2011年以後は‘韓国’の優位が明確だ。 日本政府があれほど追従している‘米国’は‘韓国’と‘中国’に押されて一貫して3位に留まっている点も異彩を放つ。 韓国ドラマと歌手などが大人気を呼ぶ‘韓流’が少なからぬ影響を及ぼしたものと見られる。

 韓国と日本はともすると争って神経戦を行うが、裏面では経済・文化的にとても密接な関係を結んでいる。 ここに一般国民の相互に対する関心もまた非常に高いわけだ。 (その関心には否定的関心も含まれているとみられる。) 結果的に‘悩ましいけれども切っても切れない’隣人ということだが、どのように管理し対応するのが賢明なことか、政府当局の熟慮が必要に見える。

イ・スニョク記者

https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/590675.html 韓国語原文入力:2013/06/05 21:23
訳J.S(981字)

関連記事