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"全斗煥は民主化に不滅の礎石"大邱工高、学校ホームページに掲載

登録:2013-05-07 23:30 修正:2013-05-08 09:55
波紋起きるや一部内容すぐに削除
大邱(テグ)工高ホームページ

 全斗煥(チョン・ドゥファン)前大統領が卒業した大邱(テグ)工業高等学校が、学校のホームページに‘民主化に不滅の礎石’等の表現まで使いながら全前大統領を称賛する文を載せ論難がおきている。 1997年4月、最高裁で全前大統領など民主憲政を破壊した5・18主犯らに対して軍事反乱(12・12)と内乱(5・18)罪が確定したにも関わらず、‘大邱工高が同窓持ち上げに夢中になり民主主義と歴史を歪曲した’という批判があふれている。

 大邱工高ホームページにある‘参加の広場-同窓の広場-母校を輝かせた同窓’を見れば、全前大統領について「今もなお賞賛を受けている」という表現と共に「特に著しい業績として歴代大統領の誰も実現できなかった単任制の実践を挙げられる。 これこそが韓国政治の民主化に不滅の礎石として記録されている」と紹介した。

 また「在任期間中に権力型不正腐敗を清算した」、「全同窓は我が国の民主化と経済発展を祈る憂国忠誠を一時も忘れず労心焦思している」と称賛する内容を載せた。 在任時に企業らから天文学的な秘密資金を手にした全前大統領は‘財産が29万ウォンしかない’として1673億ウォンの追徴金納付を今も拒否している。

 公立高等学校である大邱工高が全前大統領に対する偏向的な文を在学生1480人が利用するホームページに上げた事実が知らされると、市民団体は声明を出すなど強く反発した。 パク・インギュ大邱参与連帯事務局長は「内乱と軍事反乱などで民主主義を破壊した人に対して、民主主義の礎石を固めたと言うことは明白な歴史歪曲だ。 公立学校がそのような文を生徒たちが見るホームページに上げておくことは教育次元でも望ましくない」と批判した。

 学校側は論難が起きるや6日夕方、全前大統領に対する文の中で一部を削除した。 大邱工高側は「確認した結果、生徒たちの教育次元で多少不適切な部分があって一部の内容を昨日削除した。 昨年、総同窓会側からもらった文を載せたが、忙しい業務で普段からホームページ管理が十分にできなかった」と釈明した。

 全前大統領は1951年に大邱工高を第24回生として卒業した。 2010年10月10日、大邱工高総同窓会体育大会では運動場で同窓生たちから敬礼を受けて物議をかもした。 昨年6月には総同窓会が学校内に全斗煥資料室を開設し非難が相次ぐや閉鎖する事件もあった。

大邱/キム・イルウ記者 cooly@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/586264.html 韓国語原文入力:2013/05/07 21:36
訳J.S(1185字)

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