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北韓関連文への反対クリック 3件のみ…国家情報院‘従北対応’解明 色あせる

登録:2013-04-30 22:16 修正:2013-05-01 02:16
ID 73ヶの活動分析結果を見れば
朴槿恵(パク・クネ)候補に不利な文への反対 734件
文在寅(ムン・ジェイン)・安哲秀(アン・チョルス)擁護文への反対 366件
組織的活動 人気掲示板への露出を阻む
国家情報院による‘大統領選挙世論操作および政治介入疑惑’を捜査中のソウル中央地検特別捜査チームが30日ソウル瑞草区(ソチョグ)内谷洞(ネゴクトン)の国家情報院を押収捜索している間、国家情報院の前で記者たちが押収捜索が終わるのを待っている。 リュ・ウジョン記者 wjryu@hani.co.kr

ID生成・活動 大統領選挙を控えた時期に集中
頻繁な反対に運営者が警告文を掲げもした

 国家情報院職員キム・某(29)氏らが‘今日のユーモア’ホームページで行った活動は、国家情報院の説明とは異なり‘従北対応’とは距離が遠い政治的な内容だったことが明らかになった。 国家情報院の正常な対北韓心理戦活動であったという国家情報院と一部保守陣営の主張はこれにより一層窮地に追い込まれることになった。

 民主社会のための弁護士会(民弁)が国家情報院と関連したID73ヶの今日のユーモア ホームページ活動を分析した結果を見れば、国家情報院職員キム氏らが1467回の掲示文反対活動をした中で、北韓関連文に反対したことは僅か3回であった。 全体の0.2%に過ぎない。 75%に及ぶ1100回は、朴槿恵(パク・クネ)当時セヌリ党大統領候補に不利な文(734回)と文在寅(ムン・ジェイン)民主統合党候補と安哲秀(アン・チョルス)無所属候補を擁護した文(366回)に反対したものだった。 朴候補の当選に否定的な影響を与えうる掲示文が‘ベスト掲示板’に上がれないようにすることがこれらの活動の主な目的だったと見ざるを得なくなった。

 連係IDが作られた時点と活動様相も大統領選挙と関連が深い。 連係ID 73ヶは全て昨年8月27日~11月28日の間に作られた。 大統領選挙を控えて作られたという点で、大統領選挙と関連した活動をする目的であったという推定が可能だ。

 特に大統領選挙当時、朴候補と関連した掲示文に同じような時間帯に群れをなして行き来して、集団的に反対を表示した。 昨年9月14日、今日のユーモア時事掲示板に上がってきた‘朴槿恵(パク・クネ)本人と正修奨学会は関係ないと言ったのに’という掲示文には、5ヶの反対が付いた。 全て連係IDでログインして反対ボタンを捺したものだ。 この掲示文に対する最初の反対は、文が掲示された日の午後2時46分に始まり、16分間に4回行なわれた。

 連係IDの中でチャンミ(薔薇)***とヘバ****は昨年9月13日に同時に今日のユーモアに加入し9月18日に同時に脱退した。 ひとりが運営していたと見られるこの2つのIDは、IDとIPを変えながら掲示文反対活動をしていた。 9月18日のこれらの活動内訳を見れば、チャンミ***は午後3時6分から18分間に17ヶの反対を表示した。 以後、ヘバ****は他のIPで午後3時30分から9分間に16ヶの文に相次ぎ反対した。 これらが反対した文の内9ヶは互いに重なっている。

 連係IDは昨年8月28日から活動を始め、9月10~18日の間に一日100ヶ以上の掲示文反対活動をするなど非常に活発に動いた。 だが、昨年9月18日に今日のユーモア運営者が「色々なIDを作ってIPを変えながら‘反対テロ’行為を犯すユーザーに対して強力対処する。 発見され次第、IDの停止措置を取る」という公示文を載せた後、連係IDの活動は一日平均10ヶ余りの水準に減った。

 これらの活動が再び活発になったのは文在寅(ムン・ジェイン)・安哲秀(アン・チョルス)候補が単一化討論を行った昨年11月21日以後だ。 大統領選挙競争が本格化するや再び積極的に活動を始め一日平均30回以上の反対活動を行い、キム氏の正体が民主党に摘発された昨年12月11日以後は一斉に活動を止めた。

チョン・ファンボン記者 bonge@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/585318.html 韓国語原文入力:2013/04/30 21:16
訳J.S(1816字)

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