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北 10~15日、ミサイル発射? 核実験?

登録:2013-04-09 21:46 修正:2013-04-09 22:04
日本マスコミ "ミサイル太平洋に発射 通知"
射距離 3千~4千km‘舞水端(ムスダン)’可能性
わが国政府は後方テロなどに対備 指示
2012年4月15日北韓金日成主席の生誕100年を祝う軍事パレードで軍車両によって運搬されている新型長距離弾道ミサイルKN-08.

 北韓が4月10~15日の間に物理的挑発をする場合、その方式は核実験やミサイル発射のような間接挑発である可能性が大きいが、奇襲攻撃やテロのような直接挑発の可能性も排除できないこととして憂慮される。 直接挑発は韓国の市民と施設などを相手に起きることがありえ、警察と情報部処などが緊急対備に乗り出した。

 9日情報部処のある関係者は「現在は韓-米連合訓練のために、北韓軍が軍事境界線や北方境界線で公開的に挑発する可能性は低いと判断される。 しかしミサイル発射や核実験のような間接挑発の可能性は今なお残る。 これと共に公共の場所で大衆を相手にしたテロが起きることに備えている」と明らかにした。 情報部処で憂慮しているのは、テロが隠密で奇襲的になされるために防御が容易ではなく、テロが起きた後にもその主体を把握するのが難しいという点だ。

 イ・ソンハン警察庁長官も8日午前、全国地方警察庁長テレビ会議を開き、「北韓の局地挑発および後方テロなど‘直接攻撃’の可能性に備えて主要国家施設などに対する安全点検を強化しろ」と指示した。 ソウルのある警察署幹部は「9日午前からテロ対備水準が‘関心’から‘注意’に一段階格上げされた。 これに伴い、大衆利用施設に対する警戒を強化している」と話した。 国防部も各地域司令部でテロの可能性に備えていると明らかにした。

 現在、北韓の挑発の中で最も可能性が高いのは射距離3000~4000kmの舞水端(ムスダン)ミサイルの発射と予想される。 この日<連合ニュース>は政府関係者の話を引用して「東海岸に移動された北韓ミサイルの動向を追跡した結果、発射準備を終えた状態だと評価された。 技術的には明日にでも発射できる状態」と報道した。

 これと関連してキム・ミンソク国防部スポークスマンは、定例ブリーフィングで「外信や国家安保室長によれば、明日(10日)発射の可能性が高いと判断することもできる。 わが軍は関連動向を追跡・監視している」と明らかにした。 チョ・テヨン外交部スポークスマンもブリーフィングで「もし北韓が弾道ミサイルを発射すれば、それは国連安保理決議違反」と明らかにした。

 北韓の第4次核実験の可能性も排除はできない。 8日リュ・キルジェ統一部長官と国防部は「去る2月12日、北韓が西側坑道で第3次核実験を行なった時、南側坑道でも核実験の準備が同時になされた。 現在、北韓はいつでも第4次核実験を行なうことができる状態にあると判断している」と明らかにした。

 米国下院のマイク ロージャス(共和・ミシガン州)情報委員長は8日<ブルームバーグ>ニュース インタビューで「(韓半島で)局地戦があると見る。金正恩が軍から信任されているという点を見せるために小さな衝突を物色中だと考える」と話した。 ロージャス委員長は北韓の攻撃が2010年の天安(チョナン)艦沈没や延坪島(ヨンピョンド)砲撃と似たものになると主張した。

カン・テホ、キム・キュウォン、パク・ヒョンチョル記者 che@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/582071.html 韓国語原文入力:2013/04/09 21:05
訳J.S(1444字)

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