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新聞サイト 訪問者数 51% ‘急減’‘ネイバーニュース’ページピュー 60% ‘急増’

登録:2013-04-09 21:18 修正:2013-04-09 22:17
‘ニューススタンド’導入 一週間 10大新聞 一日平均訪問 191万人→98万人に減り

マイニュース設定利用者 2%のみ
"扇情性 解消" "共倒れ危機" 評価の中
"高品質コンテンツが解決法" 指摘
*ネイバーニュースはネイバーが直接編集

 ポータル ネイバーが1日からニュース サービスを‘ニュースキャスト’から‘ニューススタンド’に改編した後、報道機関のホームページの一日平均訪問者数が半分に急減した。 訪問者数が最高70%まで減少した報道機関は非常事態になった。 今回の改編でインターネット ニュースの扇情性が解消されるだろうという期待もあるが、報道機関はネチズンをつかめるコンテンツと新しいオンライン収益モデルを検討しなければならないという課題を抱えることになった。

 ネイバーを運営するNHNが新たに導入したニューススタンドは、初期画面で題名だけで記事を選ぶのではなく、新聞街頭販売台のように羅列された報道機関のホームページ画面を選択して記事を探す方式だ。 52ヶのホームページがニューススタンドに上がっている。 報道機関には編集権を、利用者には媒体選択権を与えるという概念だ。 ‘マイニュース’機能で希望する報道機関のホームページだけを見ることもできる。

 だが、報道機関のホームページ記事を見るには、もう一度クリックしなければならないので不便だ。 報道機関もブランド価値により温度差があるが概して反発が強い。 ニューススタンドが始まった1日からPCでインターネットを利用するパネル6万人を対象に市場調査業者ランキドットコムが一週間調査した結果、10大新聞社ホームページの一日平均訪問者数は平均98万人余りであり3月対比で51.4%減少した。

 オンライン新聞協会は9日「去る5日の会議で‘いったい誰のための変化か’、‘報道機関とネイバー、どっちも共倒れになりかねない’という抗議が多かった。 既存ニュース消費方式に馴染んだ使用者は‘マイニュース’を設定しながらもニュースを見ようとしない。 ‘マイニュース’を設定している利用者が2%台なのにネイバーは傍観している」と批判した。 オンライン新聞協会は対策準備のために来週会議を持とうとネイバーに要請した。

 ネイバーは今回の改編がひとまず肯定的だと自評している。 ウォン・ユンシク NHN広報チーム長は「ニューススタンドに変えた最も大きな目的は‘釣り上げ性’または、扇情的記事問題の解消だ。 もう少し時間を置いて見なければならないが初期反応は良好と見える」と話した。 しかし扇情性問題が解消されるのは難しいという展望もある。 ある報道機関関係者は「すでに一部の報道機関はトラフィック下落を食い止めるため扇情的写真などを配置している」と話した。

 ネチズンがネイバーの自主ニュース ページ‘ネイバーニュース’に移動する点は、ネイバー側が扇情性解消を名分として掲げ‘実’を得ようとしているという指摘が出ている。 あるニューメディア専門家は「ネイバーが表面では扇情性解消を掲げているが、ニュースをもう一つの収益源としようという内心が見える」と話した。

 ネイバーが編集権を維持している‘ネイバーニュース’は、ニューススタンド導入以後にページビューが60%以上増えた。 ムン・チウン ランキドットコム戦略企画チーム長は「インターネット使用者のニュース利用方式はまだ受動的だ。 イシュー検索語などを活用するポータル ニュース ページの訪問者が増加している」と話した。

 ポータルに依存した報道機関が質の高いコンテンツで本格的競争をする契機としなければならないという注文も出ている。 チェ・ジンスン建国(コングク)大言論広報大学院兼任教授は「トラフィック競争時代のパラダイムを抜け出す‘脱ポータル’課題を検討しなければならない時」と語った。

 キム・ジェヨン忠南(チュンナム)大言論情報学科教授も「訪問者が減り報道機関の立場が狭まったことは事実だが、質の高いコンテンツで勝負して信頼を取り戻す契機としなければならない」と話した。

ムン・ヒョンスク先任記者 hyunsm@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/media/582055.html 韓国語原文入力:2013/04/09 20:41
訳J.S(1857字)

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